劇場公開日 2016年9月17日

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映画 聲の形のレビュー・感想・評価

全449件中、441~449件目を表示

4.5監督も脚本家も「確信犯」

2016年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

先行上映会で鑑賞。予想以上の出来映えに満足。だが原作ファンの誰もが「なぜ●●をカットしたの!」と嘆くだろう。
全7巻を129分に凝縮するにあたり、監督・脚本家は内面描写を主人公2人に限定し、他のキャラたちの背景・内面描写をあえて切り捨てた。
結果、原作を読んでいない人には、各人の言動が不可解で表層的に映るかもしれない。原作を知る者としては、物足りなさ・もどかしさで悶絶してしまうだろう。
だが原作漫画に描かれた各人の内面は、将也・硝子には決して届かない「心の声」である。映画を見て感じる「不可解さ・もどかしさ」は、将也・硝子から見た各人の姿そのものである。各人の内面描写を不十分にした分、観客は「将也目線」でのいらだちを追体験することができる。

健常者だから、言葉を駆使できるから、内面をすべて伝えられるわけではない。むしろ、言葉を駆使できるからこそ、取り繕って、ウソも交えてしまう。
音声の「声」を伝えられない将也と硝子は、だからこそ必死で自身の思いを伝えようとし、相手の思いを読み取ろうとする。
周囲の仲間は、音声の「声」を発することができる分、心の内の「声」からは遠ざかってしまう。

この作品は、コミュニケーションとディスコミュニケーションを描いた映画である。
あえて「描かない」ことによって、ディスコミュニケーションを観客に痛感させる構成を選択したのではないか。
おそらく「確信犯」。不満を抱いた時点で、私たちは監督・脚本家の術中に見事にはまっているのである。

★一緒に見た中3の息子の感想。
 「面白かったけど、11話テレビアニメで完全版が見たい」
 原点0.5点は、未だテレビアニメ化が発表されていない事への不満表明です。

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E.T.

5.0予告からみれば

2016年9月13日
Androidアプリから投稿

まぁ、京アニだけでいい映画だから、皆見ないわけ行かないっしょ?

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諫山黄泉

4.5比較して

2016年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

試写会で鑑賞。
直前に「君の名は」を見ていたので、つい比較してしまう。
全然違う映画ですが、鑑賞後の満足感は断然「聲の形」の方が上。
ついつい原作本を買ってしまい…なるほど、漫画も面白い。
みんな幸せになってくれ!

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はむ

4.5自分の嫌いな部分も愛して

2016年9月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

難しい

見てて胸が痛くなりました。
だからこそ、いろんなことを考えさせてくれる映画でした。

原作の単行本7巻分を2時間にまとめたので、省かれていたり改変されていたりする部分もありますが、とてもよくまとめられていたと思います。
このアニメが抱えるテーマが重いだけに、見ていながら胸が痛くなるシーンも多々ありました。しかし、その重さゆえにきっと映画を観た人は様々なことを感じると思います。

作画・背景等に関しては素晴らしいの一言。京都アニメーションが制作するアニメは安心してみていられます。

また早見沙織さんの演技は本当に素晴らしかった。声優って凄いなって改めて思う作品でした。

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ムー

5.0少年よ、頑張れ!

2016年9月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

大好きな、山田尚子監督作品。

冒頭の小学生時代のシーンでやられました!

教室という一つの空間で共同生活を送ることの難しさ。

誰が悪いとか良いとかではない。

そこにあるのは、子供たちの素顔な気持ちが作り出した、現実世界が広がっています。

からかう側もからかわれる側も、上手く噛み合わないからイライラする…。

そのもどかしさが、一人の少女を虐めるという行為に発展させてしまうのです。

少女をいじめた少年も、一緒になっていじめていたクラスメイトからいじめられ、孤立する道を辿ります。

それから5年…。

一人も友達ができなかった少年は、いじめていた少女の元を訪れることに。

手話を覚えた少年は、彼女と仲良くなれるのでしょうか…。

冒頭から息つく間もなく見入ってしまい、時間が経つのがあっという間でした。

胸がえぐられるような一つ一つの言葉に、見ているこっちの心が折れそうになりました。

それでも、少年はめげずにいろんなことに挑戦します!

辛い過去は2度と消せないけれど、その記憶を新しいものに変えることはできるはず!

奇跡を信じて彼女に向き合う、青年の直向きで素直な姿に感動しました。

声優の入野自由さんの声がこの世界をより一層素敵なものにしているように感じます!

この作品を見逃さずに見れて良かったです!

講談社の方々の熱き思いと、読者の方々の熱烈な気持ちから生まれた感動作は、オススメしたい作品の一つです!

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ガーコ

5.0現実的で考えさせられる

2016年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

自分大事、他人に無関心、いい人を偽善者批判、自分の悪事を隠すために巨悪を作り上げる…。誰もが自分は悪くないという体を保ちながら、内側で自分を失っていく。多分、今のいじめの構造ってこんな感じなんだろうな…。と考えさせられました。
登場人物が、それぞれ個性的でしかも魅力があり、それぞれの苦悩もおもしろおかしく深い作品となっていました。上演時間以上に濃い内容でした。

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けん2

4.5スッゴく良かった

2016年8月31日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

興奮

幸せ

試写会で観ました キャラそれぞれがしっかりしていてとても良かったです ただ後ろの席で観たので筆記ノートの文字やスマホの文字がわからなかったのが残念でした

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ニジイロ

5.0泣ける

2016年8月30日
Androidアプリから投稿

泣ける

笑える

悲しい

人の気持ちだとか、思いやりなど
いろいろ考えさせられる映画でした。
ユニークなキャラもいて笑うところもありました!おすすめ!!

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ゆかこ

5.0素晴らしい

2016年8月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

内容は重たいながら、考えさせながらも物語に引き込まれました。
是非、映画館で見てもらいたい作品です。
京都アニメーションはまた名作を作ってくれました。

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のんちゃん
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