映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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もどかしい、だからこそ考えさせられる
話題の作品ということで、原作未読のまま観に行きました。
障害・いじめ等のテーマも扱いつつ、映画という枠組みに
まとめあげた京アニの意欲作だと(勝手に)思ってます。
主人公&ヒロインのひとつひとつの描写が丁寧である反面、所々で
物足りなさというか「ココらへんは、省略してあるのかな?」
と感じる部分もありましたけども。
『傷●語』みたいなうっすいカルピスみたいな映画もあるんだし、
『聲の形』も前後編くらい尺あっても良かったような…
(でも2つに分けるような内容でもないし難しいなぁ)
細かな内容については他の方々のレビューを参考いただくとして、
私が気になった点を挙げるとしたら…
街に流れてるミゾ川って結構汚いと思うですけど、そんな所で
目開けて泳いでも大丈夫なのかな?臭そうだし
同時期に公開の『君の名は。』も感動の大ヒットとなりましたが
それとは趣が全く異なる、とにかく時間的・金銭的に
余裕あるなら一度は映画館で鑑賞したい、そんな映画でした。
泣けたー!(^^;;
非常にデリケートな内容の原作をどう映画1本に纏めるのか?また声優さん達がどう演じるのか?不安と期待で劇場に足を運びました
かなりカットされてますが原作の表現したかった骨幹は見事に表現されているのではないかと思います
絵は原作にブランシュアップさせた感じイメージは壊さずクオリティは非常に高いです
声優さん達の表現も生きてます
特に主人公とヒロインの当て方には最初の一言で心を掴まれた感じです
絵だけでは表現出来ない動きと声、私が原作から感じていたものと比べると、こんなに。。。と心の傷の部分が表現されていたと思います
終盤2回くらい苦しくて泣けましたf^_^;
子供にも内容が分かる年齢になったら見て欲しい作品だと思いました。
同時期に公開されている映画の中では私的には1番推しです
制作の話が読みたくて何十年ぶりかにパンフ買いました(^^;;
追記
パンフで知ったのですが主人公の少年期のCVが女優の松岡茉優さんだと知りました
とても自然に演じられていたので全く予想していなかった配役に驚きです。
京アニってすげえなー
マガジンの原作、毎週読んでた。原作読まないと分からないシーンもあるだろうけど、なんかこう……いちいち登場人物がかわいく描かれている。スーパーウルトラ美少女でしょう。こんな娘いたら普通でいられるか? いられないでしょ?
どうしても硝子を守りたいっていう原作の思い、伝わった。京都アニメーションにはとにかく感謝だー
感動的なフィルムget
10:00~のものを観ました。
かなり観た後は重かったけど、
見て損はないし、映画館で観れるなら無理してでも観るべきです。
音質画質ともに映画館でしか体験できないもので、ブルーレイでは叶わないかと思います。
フィルムも本日からなので是非
余っていれば早めに行き、2回目観れる余裕も作っておくと良いです。
2回目検討してます。
いずれにせよ、映画館行けなくとも1度は見た方がいいので、
題名だけでも覚えておいて下さい!
感動と哀しみの形を受け取って見てください!
作品が未完成とは言わない。しかし、蟠りは残る。
まずは一言。2時間でよくこのダークな話題をまとめた、と思った。過去から始まり現在へと戻っていく。学生の時間だけで集約しているので、いじめる側もいじめた側も、記憶がまだ鮮明に残っている事だろう。だからだろうか。いやに生々しく感じたのは。生産的な未熟さ故の過ちと自分や他とは違う者を排除したいという、人間特有の負の感情。これは恐らく、誰しもが体験した事のあるものだろう。その点では共感できる。しかし、フィナーレがあれでいいのだろうか。綺麗にまとめすぎというか。ま、時間の制約がある以上、仕方のない部分もあるのだろうが。勿体無い、そう感じた。
良かった
元々漫画を勧められて見ていたのですが、映画はさらに良かったです。
障がいのある子に対しての、からかいやイジメがリアルに描かれています。障がいのある主人公の心情についてはあまり描かれていないですが、周りの人間関係やリアルな葛藤が描かれていて良かったと思います。思わず笑ってしまう場面や泣いてしまう場面がありました。
ビターなストーリー
単なる青春映画にせず、障害や虐めを抑え目なトーンでリアルに扱ったところは評価する。非常に苦いストーリーだった。
でもちょっと年齢設定を間違っているのでは?あれで高3はないよ。中学生、せめて高1くらいだったら納得するが。大人役まであの設定はちょっとどうかと思う。
今年最高の映画
原作を見てから行った人の評判が少し低いですが、自分は原作を見ずに行きました。
映画を観て泣くのは初めて!しかもアニメーション映画で!
後半からずっと涙があふれてきて止まりませんでした…(´;ω;`)
ラストのシーンはほんとにすっきりました!
原作も早く買って読まねば
原作既読者も未読者も
原作大好きな私ですが1つの映画としてかなり楽しめました。
原作既読者からは削られている部分が不満との声も多いですが未読者からすれば全体的に違和感を覚える箇所も少なく観れると思います。
ただ原作と比べるとしょうこの告白の脈絡がない点とおばあちゃんからの手紙のシーン、しょうこの母が夫両親から攻められる回想シーンがないこと、真柴が薄すぎること、などは気になりました。
声優については小学生時代の男子が軒並み聴いていて嫌な印象でした。
周囲の人間
漫画から気になってはいたが漫画は読まずに映画のみ鑑賞。
はっきり言って、小学校の時のしょうやのしょうこに対する虐めは卑劣で外道だと思う。
ただ自分と違うから、しゃべり方がおかしいから…そんな理由での虐めはよくある。
校長からの話でしょうやは自分から言おうとした。
あの場でのあの担任の行動は、はっきり言ってどうかと思った。
実際に補聴器を壊したり虐めを先導していたのはしょうやかもしれない。
ただ、それは個人的にしょうやに怒るべきことであって、いくらクラス内での虐めであったといえどもしょうやを吊るしあげて晒し者にしていいわけではない。
しょうこの母親に謝りに行き、ピアスをちぎられたしょうやの母親は絶対にしょうやを責めなかった。
それはしょうやにとって唯一の救いであったと思う。
小学校の同級生の手のひら返し。しょうやの虐めも悪いが周りでそれを見て、面白半分に「やめなよ」なんて言っていた自分たちはしょうこを虐めてなかったのか。
軽い気持ちでしょうやの虐めに参加し、いざ立場が悪くなると「しょうやがやった」なんて言って自分の逃げ道を確保する。
我が身が可愛いだけの小学生。
時が過ぎ高校生になると、小学生の時に何もなかったかのように寄ってくる植野。
高校生になっても相変わらず我が身が可愛いだけの川上。
相手の心の声をきちんと聞くことの大切さ、自分が関わっていることにはきちんと責任を持つこと、全てを知っても変わらず受け入れることの重要さなど様々なことに気づかされた。
姉に生きていてほしい、娘に生きていてほしい、息子に生きていてほしい、友達に生きていてほしい
様々なかたちの愛に気づけた作品だと思う。
良い人とウザい人が色々
序盤の小学校はまぁありがちそう。
特定の子をからかってたらいつの間にかいじめになっていて、いつ間にか自分がいじめられている。
担任の先生も、表面しか見抜けず主人公一人に押し付ける。ここが一番見てられなかった。特に三つ編みが泣くシーン普通にうざかった。
てか、担任気づいてたらその時言いやがれ。
中盤以降、将也、しょうこ、ゆづる、永束の掛け合いは見ていて楽しかった。そこにどんどんウザい人が多くなって、問題の橋の上のシーン。
将也の言ってることが確信しかついていなくて、辛かった。永束君が一番かわいそう。
三つ編みと赤髪がうざかった。
そして、終盤
生きるのを手伝って欲しい。
良い言葉だった。
ラストシーンはおぉーってなるラストが待ってる
聲の形
作画がすごいきれいでした。
でも原作から読んでる方はカットされているシーンが多いので期待外れかもしれないです。
エンディング原作と違うけどこれはこれでいいのかもしれない。
でも原作通りにやったらすごいいいだろうなと思った。
障害、イジメ、鬱
原作は最初の方しか知らなかったけど、話題性のある作品としては君の名はよりもこっちの方がよかったです。
感動したとか泣けたとかでは収まりきれない、作品からいろんなメッセージを受け取ることが出来ました。
自分が小中の時もイジメがある劣悪な環境だったし、鬱が身近にある世界を生きてきたので、昔の気持ちを思い出した。
ハラハラする展開にまで行ってしまったけど、途中途中で誰かが気付いて手を差し伸べていれば結果は変わっていたかもしれない。自分自信にも問いかけた。こうゆう気持ちを知っているのに、手を差し伸べる側の人間になれているのだろうか。今、周りの人をどれだけちゃんと見て、些細なことに気付いてあげられているのだろうか。私の周りの人の顔もきっと×だらけになっています。見て見ぬフリをする側の大人になってしまっている。
この作品に出会えてよかったと感謝しています。
高校生もたくさん見に来てたけど、欠伸したり小声喋ったり笑ったりしてたカップルはリア充側の人かな?と思いました。確かに長いですからね。声優チェックしつてなかったけど自由君だったとは…エンドロール見るまで全然気付かなかったですorz
聲を形にして
非常に評価の高い原作漫画はいつもながら…以下、省略。
ただただ山田尚子監督の新作が見たかった。
「けいおん!」は大好きだし、「たまこまーけっと」からの「たまこラブストーリー」が素晴らしかった!(その絶賛のほどについてはよろしかったらレビュー参照を)
ほっこりして、可愛らしくて、いつまでも見ていて癒されたい、日常系アニメの代表的監督。
しかし今回、それに期待したら大いに裏切られる。
胸にグサリと突き刺さり、えぐられ、激しく心揺さぶられた!
ガキ大将の小学6年生・将也は、転校生の難聴の女子・硝子をいじめ始める。
このいじめの描写が見ていてかなり嫌な気持ちにさせられる。
どんないじめも嫌なものだが、本作の場合、相手は難聴者、子供とは言え卑劣極まりない。
ちょっと普通と違う、変、気持ち悪い…それだけが理由。
子供は無邪気で、時に残酷。
いじめはエスカレートしていき…。
突然硝子は転校、その直前のある事件のせいで、今度は将也がいじめを受ける事になる。
はっきり言って自業自得。
いじめもれっきとした“罪”だと思っているので、その報いを受けるのは当然。いじめを行った奴は同じ苦しみを味わうがいい。
…が、いじめと同じくらい嫌な気持ちにさせられた。
別に将也に同情したという訳ではない。
将也一人に罪を押し付けたような周囲の手のひら返し。
少なからず加担した者、見て見ぬふりした者、顔だけ偽善の者、将也が張本人と決め付けた担任…お前ら全員は無罪だとでも言うのか。
周囲に心を閉ざしたまま高校生になった将也。勿論、友達は一人も居ない。
身の回りの片付けをし、母親にあるお返しをし、安易で愚かな道を選ぼうとするが未遂に終わり、ここからが話のメインと言っていい。
別の高校へ通う硝子を尋ね…。
虫のいい話と思われても仕方ない。
いじめをしてた奴がいじめを受けて痛みが分かり、赦しを乞うなど。
だが、「お前のせいで俺もいじめられてるんだぞ!」なんて最低の事を言わない将也に救われた。
自ら会いに行く勇気や覚悟も生半可では出来ない。
罪滅ぼしとか謝罪とか、そんなんじゃない。
ただ純粋に、伝えたい気持ち。
いつの間にか将也に共感しっ放しだった。
かつてのクラスメイトと再会する。
望んだ相手もいれば、偶然成り行きで。
皆で仲良く遊ぶが、何事も無かったように振る舞うなど到底無理。
必然的に話題はあの時の事に。
将也がある事をぶっちゃけ、再び気まずくなる。
これは古傷を開くようなものだが、言うべき事だと思った。
結局は皆、何も変わってない。
クラスメイトも、将也も、硝子も。
あの時の事が原因で、皆が心に深い影を落とした。傷付いた。
一体誰のせい…?
自分のせいと決め付け、いつぞやの将也と同じ道を選ぼうとする。
それは愚か過ぎる。身勝手過ぎる。
皆がさらに傷付くだけ。癒えないほどに。
そこで全てが終わってしまう。
まだ、伝えてないじゃないか。
まだ、伝わってないじゃないか。
言うべき事を。伝えてなくてはいけない事を。
好き、ごめん…想いや気持ちの聲を形にして。
原作既読者の意見では、エピソードの登場人物の描かれ方も随分とカットされているらしい。
原作未読者でも確かに省略されてるなと感じた部分はあったし、何人か描かれ方に深みが足りない登場人物も居た。
でも、話の展開に違和感や不自然は感じなかったし、あくまで将也と硝子に焦点を絞っているが、周囲の登場人物も良かった。
硝子を人一倍気遣う結弦“少年”、将也と同じく孤立しているが心開けばナイスな人懐っこい性格とヘアの長束くん、特に印象深かったのは植野。
一見長い黒髪の美少女だが、言わば敵役。
硝子にもはっきり物言うが、彼女の発言は誰も露に出来なかった偽善ナシの本音。
それを突かれるから、彼女の発言は厳しく胸に突き刺さる。
いじめ、贖罪、葛藤、悩み、苦しみ…デリケートなテーマを扱いながら、その上で本作は、陽と陰の両面を描いた青春ストーリー。
その一瞬一瞬を、息遣いを、見事に掬い上げる。
山田尚子監督の手腕は更なる高みに達したと言えよう。
今年を代表するアニメ映画は「君の名は。」「ズートピア」だろうが、個人的には本作!
いや、それ所か、年間5本指にだって入りそう!
にしても、山田尚子監督って可愛いよね。
色々な形
聲という題材に対して音(BGM)の使い方が上手く使われていると感じました
シーンとした空間の中、虫の声、主人公と硝子のやりとり新鮮だなと感じた
原作はみていませんが主人公を取り囲む環境がより一層いじめを加速させ
生徒に丸投げな先生、主人公の仲間達が面白がってやっていたにも関わらず
いざイジメの犯人捜しになると全て犯人に押し付ける辺りが日本人ぽいなと現実背景が滲みでている感じはよく描かれているなと感じました 薄っぺらい友達
幼いから?大人なら?そう言う問題でもないって思いを受けました
硝子に与えたイジメ、それを主人公は今現在受けている最中ではあるがそれでも過去は清算されない当然の事
一度は断とうと思った二人ではあったが
ともに前に進もうとする描写に感動を覚えた
主人公と硝子二人は同じ思いからやがて
本当の意味での仲間にも出会え報われ
その絆にも心をうたれた
全ては良き理解者に出逢うか出逢わないかで決まるものなのかな
コミックを買いたくなる自分がいることに驚きを隠せない
君の名はみてはないけれど新海さんの絵が綺麗なのはわかるけど違和感あるので
今回はいいや
若い人を死に追いやるものとは
聴覚障害者のことやいじめのことを描く漫画ではないんですね。
確かに友達ってなんだ、と十代の頃考えたな。
原作者の地元、岐阜県大垣市がモデル(舞台)だそうで。
日本語字幕というのは、聴覚障がい者向けの字幕ということで手話を補完してくれるわけではなかった。
オープニングにThe WhoのMy Generationを使って、エンディングにaikoを使うギャップ。
7巻の物語を129分に収めることはやはり難しいですよね、原作漫画を読んでみたくなりました。
観る前の覚悟は結果取り越し苦労
ハンディキャップ×イジメのかなりネガティヴなイメージ先行になってしまったのは、そもそも原作の掲載の経緯が色々ニュースになり、その方面の団体からも確認を取り付ける努力を行ったかなりハードな背景があったから。作品そのものよりも取り巻く環境が影響を移してしまうことは、制作側としても意図しているものではないのだろうが、話題性という面も興業的には必要悪なのだろう。
こんな箸にも棒にも引っかからない妄想を抱きながら、原作漫画を読まずに鑑賞。原作読むと心が弱くなる可能性を加味して。
一応、アニメなので実写のような生々しさは薄れてはいる。演出方法や編集方法、カメラワークやカット割り等々、アニメ-ションならではの観せ方を駆使しているので、そこは救われる。イジメのシーンや、自死しようとするシーンなども情報量の多さを放出することで、あまり深く考えさせないようにしているフォローがあるように思われ、以外とサラーっと追っていける。登場人物達の突拍子の無さも、演出方法としては良く出来ているのではないか。要はストーリーに余計なバックボーンを空想させないで、シンプルに思春期ストーリーとして読み取って欲しいという意図だ。現実ではありえる内容も、アニメ的手法によってオブラートに包めることで、非現実感を拡げ、観客の心をダウナーにさせない配慮が感じられた。
色々あったけど雨降って地固まるエンディングは、それでも心が荒ぶかもしれない観客に救いの手を差し伸べるフォローとして安堵させられる。罪と罰、贖罪、その先に待っている世界。アニメならではの本音ぶつけ合い直接的やりとりのデフォルメされたお伽噺故の救助で、身構えをしていた自分も衣を一枚一枚脱いでいく心地を得られる。今流行りの『セカイ系』とは対極な作品であり、非常に意義のある内容で満足をした。
良かったのか悪かったのか、『君の名は』と比較されてしまうのは、残念なのだが・・・ 俎上に乗せたくても一緒にするな、混ぜるな危険(苦笑)
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