映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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現実は
自分の体験ではいじめるような子は逆の立場にはならなかった。自らぐれたりしてドロップアウトはするが…。
最後に気がついたが大人の男は全く深く関わるかたちででなかったな…父親は0。
登場人物の中の誰かには重なるはず
さすが京アニ!
表現力が飛び抜けてる!
人の顔を見られない✖︎の表現だったり、
手話の完成度だったり、
わかりやすくも共感しやすいものでした。
でもやっぱり、観ててツラかったですね。
いじめて、いじめられる中で、
親、教師、クラスメートの言動や行動は
「ああ、こういうの見たことある」って。
クラスで犯人探しするみたいなシーンは特に。
クラスメートは自分以外の誰かに
責任を押し付けて、自分のことは棚にあげる。
教師も面倒事が嫌いだから
都合の良いように誰か1人だけに
全部を負わせて、それで済まそうとする。
日本の学校を忠実に描いてると思う。
自分が行ってた学校が異常だったのかもしれないけど、
本当に、こういうのが普通にありました。
だから、こういうの本当にムカつく。
特にあのメガネの女みたいなの、本当に嫌いだった!
被害者ぶって、人の同情を誘って、周りを味方につけて、
自分に都合の悪い人を貶める。
自覚がないとしても、やってることはそういうことだから。
それにホイホイ釣られる
赤髪男みたいなヤツもどうかと思うけどね。
たぶん、自分は
主人公とツンデレ女の間くらいな
性格してるんだろうなって思う。
きっと他の人も
登場人物のうちの誰かに
共感するものがあるんじゃないかな。
高校生の硬質ヒューマンドラマ
聴覚障害者を主人公にキレイ事で話が進む訳でもなく、お涙頂戴のラブストーリーでもなく、大変身や大変革というほど登場人物が成長する訳でもなく、冷静に観ることのできる作品だった。
演出というかカット割りに工夫が成されているのか、観客を物語に入り込ませること無く客観的に観られるように作られているように思えた。
原作未読のため、作品に集中できたのが功を奏した部分もあるか…書店で見かけた記憶では単行本で7〜8巻だっただろうか。そのサイズの作品をうまく2時間にまとめているに違いない。縁があればそちらも楽しみたい。
人と逆の事を言いたがるタイプの人が好みそうな映画
ネットで聲の形を推している人の意見を見ると「聴覚障害者がヒロインだけどそれだけの作品じゃない」と必ず言いますが、だったら何故タイトルを、「聾唖」から「聾」の字を取って「声」と読ませて「聲の形」なんていうあざとい物にしたのか?答えは障害者で関心を引きたかったからです。それ以外はありません。もし硝子が登場していなければ映画化なんてされるはずもない、箸にも棒にも掛からない作品である事は誰もが同意せざるを得ない事実ですから。この作品では聴覚障害者、硝子は客寄せパンダなのです。
そして聴覚障害者、硝子は昔虐めた主人公も惚れるほどの見た目は完璧な超絶美少女であり、性格も最高に良く、完全に無垢な被害者としての障害者というTHE・ステレオタイプな障害者ヒロインであり、感動ポルノで金を稼ぐ事で有名な日テレの24時間テレビと同じスタンスでしかありません。子供の頃に見たドラマの主題歌の「青いウサギ~」という歌が頭に過ぎりました。見ながら何度も「何故こんなレベルの物を今更出すのか?」と疑念が湧き、「もしかしたら失敗だったかも...」と思い始めました。そして案の定、イジメ、自殺、植物状態、泣きながら大声で喚くという、恥も外聞もないセンセーショナリズムの嵐です。結局最後まで何が言いたいか解らず、中学生日記のアニメ化と言えば中学生日記に失礼なほど、全く低レベルでした...。
ちなみに去年「ギャングスタ」という、聾唖の主人公(ギャング街の何でも屋)が驚異的な身体能力で敵対するギャングを殺しまくるという作品があったのですが、この作品では主人公は聞こえないから話し方も硝子同様、聾唖者独特の聞き取りにくい物だったりするし電話は取れないけれど、味方が後ろから肩越しに敵を撃てる(聞こえないから)という障害者の長所短所をさり気なくバリアフリーに描いていて障害者を物語に使うなら今時これくらいのセンスが欲しいという見本のような作品でした。
しかし「聲の形」では聾唖のヒロインが常に悪目立ちしていて見せ物小屋のように「可哀想な人」という札を付けられ並べられています。泣きながら不自由な言葉で絶叫するシーンもあり、本当にこれほどなりふり構わず下品なお涙頂戴を実現した作品は滅多に見ません。見ずに批判するのではなく、実際に見て、レベルが低い作品だと自分の目で確認出来たという意味では見に行ったのは無駄ではなかったですね。
この映画を推してる人は「自分には君の名は。は合わなかった。聲の形の方が面白かった」などとしたり顔で言いたがるタイプが多いですよね。個人的には辞書の「感動ポルノ」の項目に是非この映画を載せてもらいたいと思います。
今年ベスト!
職場の同僚に勧められ、予備知識ゼロで鑑賞。
公開3ヶ月経つが、ほぼ満席(映画の日ということもあるが)
いや~、よかった!
期待値は低かっただけに尚更よかった。
今年のアニメは、「君の名は」「この世界の片隅に」と大作揃いだが個人的には一番好きな作品だ。
機会があれば、もう一度観たい。
ただひとつ残念なことにパンフレットが売り切れだった。
たまにアニメ作品で売り切れの場合があるが、なんとかならないか!?
いつもガッカリする。
映画聲の形はとても共感の出来る映画がだと思って見てきました 僕も障...
映画聲の形はとても共感の出来る映画がだと思って見てきました
僕も障害を持っている西宮の気持ちが分かり過ぎちゃって映画の最後に向かうぼど僕も少し辛くなってしまいました
見た後、どこか優しい気持ちになれる
原作未読者です。
この作品は、聴覚障害の子がヒロインですが、決して障害がテーマではなく、コミュニケーションの不完全さをテーマとしているんだと思いました。
それ故、登場人物たちが何度も衝突します。途中目を背けたくなるような辛い描写もたくさんありました。しかし、誰かを悪人として描くことは決してありませんでした。みんな不器用なんです。それ故、これを乗り越えた先には救いがありました。
観終わった後、どこか人に対して優しい気持ちになれる、そんな作品でした。
ゼログラビティの形
2時間という尺の中で、全ての登場人物の内面を絵に乗せるという試みが完全に成功している。
凄い映画だった。
僕は原作を読んでいない組だったので、恋愛映画みたいな予告編を見て、全然見に行く気にならなかった。
予告編が邪魔。
そして予告編のアイコが邪魔。
それだけが残念。
これを見るのは違う層だろと、
宣伝部はなにしてんだと、
思った。
擦り切れそう・・・でも良かった
一言一言が胸にグサグサ刺さって
精神的にすりきれそうでした笑 途中退場しようと何度思ったか
見終わった後3キロ減っていました。
見終わった後、清清しさとモヤモヤ感が残りました
【感動】予想以上のクオリティ
原作既読で映画の知らせを聞いた当初は正直不安の一言でした。けれど映画が公開され世間やネットでも評価が高く、自分も観させてもらいましたがとても良かったです!
観る前はあの独特な雰囲気やキャラの心理描写などが描けるか不安でしたが予想以上の出来でした!
少しいちゃもんを付けるのだとしたら漫画全8巻を2時間ちょっとに収めてるのでカットされてるところがあるというところぐらいです。
けれど観て後悔はありません!納得の星5つです!
身近に障がい者がいるわけでも無いのに心に響いた理由
ヒロインの西宮さんのような性格の人は健常者でもいるだろう。
水をかけられたり、所有物を壊されたりしても、
その人に嫌われたくない。憎めなくい。優しく接したい。
だからその人の机が、誰かに汚されていたら消してあげたい。
その人が傷ついているのなら助けてあげたい。
でもその優しさが、結局その人を傷つけて、そして自分も傷ついてしまう。
そんな自分が嫌になってさらに苦しくなる。
ヒロインの耳が聴こえないことでからかわれて、
いじめという大問題に発展してしまうけれど、
それが人々を結び付ける大きな鍵になる。
自分と、その周りの人たちの理解があれば鍵は開けられて仲良くなれる。
そういう意味では、障がいと向き合うことと、恋愛と向き合うことは同じようなものなのかもしれない。
聾者への理解を深められることに加えて、
生きることについて大衆へ訴えかけるテーマになっているからこそ、
この映画はさまざまな人をとりこにできたのだろう。
動いていると感情に
マガジンで読んでいました。その時はとても考えさせられる良い作品だと思っていました。その時の思いで、きっと映像になるとまた違った感情を持つだろうと思って映画館へ足を運びました。映画を観た感想は、漫画で読んだ時より感情を揺さぶられたというのが正直な感想です。とても良かったと思います。
漫画で読んでいた時は、問題意識のあったジャンルなので、考えながら読み進める感じがあったのだろうと思います。
ですが、画面が動くということが、人により感情的な動きを引き起こす要因になるのだと思った次第です。
だからと言って、漫画では感動しなかったということではないのではないかと思っています。考えさせられたことは、感動の一種なのではないかと思いました。
映画では、漫画で読んだ時のストーリーが呼び起こされてきました。内容的に覚えていたものと同じなのだな、と感じたのではないかと思います。
ですが、その主人公達が見せる動きは、人としての、息づかいや間があって、そこに感情が感じ取りやすくなっていたのではないかと思います。
京都アニメーションさんたちの、尽力が同じ作品であってもより人の感情に近くなる工夫をしていただいたものと感じました。
原作とともにとてもとても良い作品であると、私は感じました。
道徳アニメ
NHKで以前放送していた「中学生日記」を思い出しました。
内容があまりにも道徳的なテーマだったので。
学校、教師、保護者、生徒、友達、そして障害者。
学校生活という社会で毎日を送っていた頃を懐かしくもあり
またもどかしくてたまらない気持ちが思い出されました。
「人との繋がり」というテーマを
若者から大人までそれぞれの世代で
あらためて考えるきっかけを与えてくれる内容だと思います。
あの頃の自分から今の自分は成長したのだろうか?
人の気持ちがわかる大人に自分はなれたのだろうか?
自分の気持ちは伝えないと伝わらない。
伝えても伝わらない。
自分の気持ちや考えを相手に伝えることがどれだけ難しいことか…
そんなことを考えてしまいました。
もう一度見たくなる
原作を少年誌で時々拝見していたため訪れました。
とにかくキャラクターの心情描写が素晴らしく、開幕10分で号泣。
小学生つまり幼いからこその過ちに主人公が気づくシーン、母親の愛情があらわれるシーンをみて更に号泣。
聴覚障害をテーマにしているからなのか、イジメという言葉を出さずとも観客に伝わる描写があったり死んだ動物の写真を部屋中に貼っていたり(見所はなぜそんな写真を貼っているか)など、観客がどれだけ作品を「ミテ」いるかで作品に対する理解度が変わるなぁと思いました。これからこの作品をみる方には映像の隅々までみてこの作品の良さを感じて頂きたいですね。
そして1番同情したのは植野。彼女の行動は間違っているが、気持ちは理解できるので嫌いにはなれないキャラクターです。
また、映画では深く描かれていないシーンを見て、あぁ原作では実はあんなことがあったんだよなと回想し、またホロリ。
「君の名は」より感情移入できるのは登場回数の少ない登場人物でも、個性がしっかり描かれているからです。
私は断然「君の名は」より「聲の形」派ですね。もっと売れるべき作品です。大好きです、ありがとうございました。
原作を見てから映画を見ました
原作の漫画7巻を読破してとても感動しました。その後に映画を見たのでどうしても原作との対比で見てしまい、面白さが半減してしまった気がします。ただ漫画原作のアニメ化は、多くの作品で不満が出やすいですがこの作品に関しては良く纏められていると感じました。原作を大切にする事に定評のある京アニらしい映像化だと思います。7巻の内容を纏めている為、幾つかのエピソードは切られていますが綺麗に編集されていて気になりません。アニメ映画では20億を超えれば大ヒットと言われますが、興行に相応しい出来だと感じました。
もったいない
原作が漫画で内容が面白いのに、聴覚障害・イジメってキーワードがありながら音の表現が微妙だった。
詰め込みすぎて間が取れてなくて、キーワードに合わないスピード感が本当もったいない。
期待しすぎてしまいました。泣
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