「重く苦しいテーマ」映画 聲の形 イマさんの映画レビュー(感想・評価)
重く苦しいテーマ
クリックして本文を読む
映画を鑑賞した後に原作を読みました。
その後のレビューです。
尺がありますから端折るのは仕方ありませんが、物語の流れは大体詰め込まれていました。
鑑賞して思ったことは、消化不良。登場人物が自分のしてきたことについてもう少し悔いて改める描写があってもよかったのでは?ということです。しかし原作を読んでみると消化不良具合は大差ありません。むしろあと一冊は描けたはず、と感じました。
しかし描ききってしまうと複雑な(というか複雑すぎる)人間関係が見所の1つであるこの作品が、ただの仲良しグループが仲良くするだけの作品になってしまうと思いました。彼、彼女らの多くは思春期。いつでもどこでも親や他人を思いやることは難しいでしょう。
他人を傷付けていることに気付かず最後まで自分が川井いだけの人。
小学校から主人公をイジメ、中学校でも主人公を孤立させた幼馴染。まぁ、命の恩人っちゃ恩人。
嵐のような女。
人を見下す為に教師を志す他人様。
保身教師。
様々な登場人物がいましたが、大人になり(教師は更に歳をとり)どのような人生を歩んでいくのか?エンディングは私達一人ひとりが作ってもいいのだな、と感じました。
コメントする