「予備知識は必須。怪しくも哀しい絆の物語。」黒執事 Book of the Atlantic 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
予備知識は必須。怪しくも哀しい絆の物語。
【賛否両論チェック】
賛:13歳の伯爵と執事の悪魔が、死をも超越しようとした人間の末路と対峙し、その危機を共に乗り越えていく様が印象的。シリアス一辺倒でなく、コミカルなシーンがあるのも楽しい。
否:予備知識がないと、よく分からないまま終わってしまいそう。グロシーンもかなりあり。
殺された家族の復讐を誓い、孤独な戦いを続ける13歳の伯爵と、そんな彼と契約を交わし、執事として忠実に仕える悪魔。そんな2人が今回対峙するのは、医療の究極の行き着く先として、“死”をも克服しようとした科学者が生んだ、アンデッド。豪華客船を舞台に、ゾンビ映画さながらのアクションが繰り広げられます。
設定や登場人物等が特殊なので、予備知識は必要不可欠です。そしてかなりのグロシーンもありますので、ご注意を。
とはいえ、結構コミカルな部分も楽しめますので、恐ろしくも哀しい命の絆の物語を、是非ご堪能下さい。
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