劇場公開日 2015年12月19日

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「ダンスダンス☆ハバグッタイム 昭和歌謡が溢れるハンガリー産不思議系コメディ」リザとキツネと恋する死者たち アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ダンスダンス☆ハバグッタイム 昭和歌謡が溢れるハンガリー産不思議系コメディ

2016年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

良く考えればハンガリーの映画を観たのは初めてかもしれません。ってかハンガリーってどこー!?ブダペストとか単語で覚えていても正直全くイメージがわかないです。自分にとってはハンガリーってそれぐらいの縁遠い国な訳ですが・・・この映画は日本愛に溢れていて意外に面白かったです!しかもサムライやニンジャの日本ではなく、昭和の日本!!絶妙な所突いてくるなー。

何と言っても全体的に流れる昭和歌謡が良い!こっそり「ハラキリ、アァ、アァ」とか歌ってる曲もありますが、昭和歌謡が作品の中に溶け込んでいるのであまり違和感はありません。you tubeで主題歌?の「ダンスダンス・ハバグッタイム」を検索したら普通にPV観れました。

リザが30歳の割には老けてたりしますが、時々チャーミングなので問題ないです。演じたモーニカ・バルシャイは公開当時は36歳。ギリギリと言った所でしょうか?唄いまくってるトミー谷が良いキャラしてます。歌謡曲を歌ってる姿が妙にハマっています。そして不死身の刑事ゾルタンさん。後頭部の傷に付けているガーゼが真ん中だけ赤くそまって日本の国旗みたいになってたのって絶対狙ってますよね(*^^*)

ストーリーは恋愛コメディなので、不幸なはずの恋愛フラグたった男が死ぬ場面も全く暗くならずに明るく観れます。画面に「死者1」とか出てくると次はどんな死に方するんだろうっと逆に楽しみになります。

ハンガリーという意外な国から贈られてきた不思議な良作でした!

アキ爺