「【”一物全体””苦い想い出は、料理にして栄養にしよう・・”ベジタブル料理の達人でゲイの男性と、キャリアウーマンの女性との関係性を優しいトーンで描いた作品。】」にがくてあまい NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”一物全体””苦い想い出は、料理にして栄養にしよう・・”ベジタブル料理の達人でゲイの男性と、キャリアウーマンの女性との関係性を優しいトーンで描いた作品。】
ー バリバリのキャリアウーマンだが、私生活はだらしなく、ある理由で野菜が食べれない江田マキ(川口春奈)と心優しきベジタブル料理の達人でゲイの渚(林遣都)は、ある晩、バーで出会う。
そして、酔いつぶれたマキを渚はマキの部屋に連れて行く・・。ー
■感想
・渚が作るベジタブル料理の数々
”ゴーヤの冷やし茶わん蒸し”キノコのポタージュスープ””キビのキーマカレー”
の美味そうな事。
・実家が有機農家で軌道に乗るまで苦労したマキは、野菜が食べれなかったが、渚が作るベジタブル料理で心も身体も癒されていく・・。
・マキの同僚に無名だった松本穂香さんが出演していたり、渚の後輩に今や超売れっ子の新田真剣佑が”真剣佑”名義で出演しているのも嬉しい。
・なにかと衝突するマキと渚だったが、二人が抱える問題
ーマキは実家との関係性、渚は兄の死ー と向き合っていく姿。
そして、二人は恋仲にはならないが、お互いが大切な存在に変わっていく過程が描かれる。
・マキが、渚に無理やり実家に連れて行かれた際に、明かされた幾つかの事実。
そして、渚がマキの父(中野英雄)と作った油揚げの餃子をマキの両親(中野&石野真子)と二十歳の際に着なかった晴れ着を着て食べる姿。
<当たり前だが、料理は食べる相手の体調などを想って作る事の大切さが、キチンと描かれた作品。
林遣都さんは、ビーガンではないか・・、と本気で思った作品でもある。>
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