「女子校」女子高 まくモニさんの映画レビュー(感想・評価)
女子校
全体通してサスペンス的な進行でありながら、理解出来ない難しいものではなくそれでいてラストはやはり予想外。こういう謎解きは頭を使い過ぎず心地よい。
映画の芯となるのはサスペンスや恐怖というより青春のあまりにも眩しい光と、その影の記憶。見終わったあとに誰もが学生時代を思い出すだろうが、いわゆる眩しすぎて心が苦しくなるような記憶だけでなく、戻らなくていいやと思うどこか前向きになれる影の記憶も共に蘇る所が面白い。
主演の峯岸みなみは当時の女子校に於いて主役のキャラではなく高田里穂を中心に物語は進行していくが、やはりこの映画、最後は主演峯岸みなみなのである。
彼女の演じた謂わゆる「普通の子」が異常な世界のバランスを取る。だけでは終わらない。
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