「魚は海で生きている」あなたを、想う。 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
魚は海で生きている
台湾台東市から東に約30㎞の離島、緑島出身の兄妹と妹の恋人でボクサーの男の胸の内の話。
現在は現代画家をする妹と、網膜剥離になってしまったボクサーと、旅行ガイドの兄という設定から、わだかまりや不安や過去に纏わる想いをみせていくストーリー。
現在のパートに過去のパートがちょいちょい織り込まれていて、あらすじを知っていないと序盤は流れが判り難い。
サスペンスでもないのにそんな雰囲気のシーンの意味も良くわからなかったし。
当然、主人公達とは境遇が違うし、漠然としていたり抽象的な描き方も多く、どっぷりとハマるには至らずという場面もあったけど、大人になって想い返す親の愛情とか気付きとか温かくて沁みてきたし、ラストは超判り易いド直球でほっこりした。
コメントする