「ドンドラベッコ!」ちえりとチェリー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドンドラベッコ!
ちえりの想像したものが現実として現れる。ウサギのぬいぐるみチェリーは何かとちえりを助けてくれるが、出産が間近の犬の仔犬も命が尽き欠けようとしている。☆の明かりが消えれば仔犬も死ぬ・・・といったときに、ちえりが想像したドンドラベッコが現れる。尻尾が3本あり、顔は死神、その死神が星を持って逃げ去ろうとしていたのだ。
設定が小学6年生ということなので、やはり成長物語。人形に頼ってばかりもいられないが、そのチェリーが父親的な存在だったため、大人にならなきゃいけないと諭すのだった。
誰にも大人にならなきゃならない瞬間がある。法事をさぼって大丈夫なのか?とも感じたものの、坊さんの法話よりも大切なことを経験したのだ。同時に父親への思いも断ち切らなければならなかったのだが、将来、チェリーが父親だったのだと懐かしく感じられることだろう。
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