ダーク・プレイス : 特集
「ゴーン・ガール」「ドラゴン・タトゥーの女」に続く──
ミステリー・ファンへの《挑戦状》
一家惨殺事件で生き残った少女が“見なかった真実”を、あなたは予測できるか?
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で全世界を熱狂に巻き込んだシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトが再共演し、クロエ・グレース・モレッツもキャストに名を連ねるミステリー「ダーク・プレイス」が、6月24日に全国公開。「ゴーン・ガール」の原作者、ギリアン・フリンが新たなるワナを仕掛けた!
「ウソをついているのは誰?」「なぜ兄は罪をかぶった?」「真犯人はいったい?」
ミステリー・ファンに突き付けられた10の謎──今、あなたの映画力が試される!
謎が謎を呼ぶストーリーに神経を張りめぐらせ、「この先に待っているのは、このような展開ではないか?」といくつもの予測をめぐらせながら鑑賞するのが、ミステリー映画のだいご味。映画ファン、ミステリー・ファンの知的好奇心をくすぐる注目作がまたもや登場した。
85年、米カンザス州の田舎町で母親と2人の姉妹が殺害される凄惨な事件が起こった。8歳の末妹リビーが生き残り、彼女の証言によって、一家の長兄ベンが殺人犯として逮捕された。それから28年後……成長したリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、過去に起きた有名な殺人事件の真相を再検証する「殺人クラブ」から招待状が届く。ベンは本当は無罪なのではないか?と主張するクラブの主宰ライル(ニコラス・ホルト)からの懇願と、協力に対する報酬に心が動いたリビーは、長年疎遠だったベンと刑務所で対面を果たす。「俺は罪をかぶったんだ」という、突然のベンの告白。ベンの再審申し立てに残された日数はあと21日しかないなか、リビーは、恐怖とともに心の闇にしまい込んだ記憶に再び向き合うことを決意するが……。
現在と28年前の出来事を並行して描きながら、なぜ幼い少女だけが生き残り、兄はその罪すべてを受け入れてしまったのか? 幼い少女が「見なかったもの」とは? そして、隠されていた真実とは何か?が、驚がくの展開とともに明らかになる。ミステリーの重要な鍵は、いつも美しい女が握っている。「ダーク・プレイス」は、「ゴーン・ガール」「ドラゴン・タトゥーの女」に続く、ミステリー・ファンへの「挑戦状」なのだ。
「ゴーン・ガール」のミステリー・マイスター×壮絶な人生を経たC・セロン
この強烈なコラボに、ミステリー&ストーリー・テリングのプロたちも太鼓判!
全世界を騒然とさせた大ヒット作「ゴーン・ガール」の原作者ギリアン・フリンと、「モンスター」の殺人鬼役でアカデミー賞主演女優賞に輝いたトップ・スター、シャーリーズ・セロン。まさに“最強”と呼ぶに相応しいコラボレーションに、ミステリー界のプロフェッショナルたちも賞賛の声を送っている。
本作の原作となった「冥闇」は、デビュー作「KIZU 傷」で英国推理作家協会主催のCWA賞で2つのダガー賞を獲得したフリンの第2作。ニューヨーカー誌の「批評家選書」、ウィークエンド誌の「この夏で一番の本」等、高い人気を博した作品だ。この衝撃の物語に強く引かれたのがシャーリーズ・セロン。幼い頃、家族を家庭内暴力から守ろうとした母親が父親を射殺する光景を目の当たりにした経験を持つ彼女は、主人公リビーの心情に共感。主演を務めるだけではなく、プロデューサーも買って出たのだ。セロンは、「本作の主人公リビーが体験したことと自分の過去には、とても似ている部分があります。演じるにあたり、幼少期のトラウマ的な体験が、子どもにどんな影響を与えるか考えましたし、この役に共感できる部分がありました」と語っている。
ミステリー映画好きが認めてきた良作の数々──
この6月、洋画ミステリーを見るなら「ダーク・プレイス」
「ゴーン・ガール」「ドラゴン・タトゥーの女」のデビッド・フィンチャー監督作を筆頭に、映画史に名を残してきた傑作ミステリー映画の数々。巧妙に仕組まれた謎と衝撃的な展開に翻弄されてきた映画ファンなら、「ダーク・プレイス」も注目したい1本だ。
「ゴーン・ガール」の原作者ギリアン・フリンの小説「冥闇」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロン&ニコラス・ホルトの再共演で映画化したのが本作品。8歳の末娘だけが生き残り、長兄が犯人として終身刑の宣告を受けた一家惨殺事件の真実が、28年の時をはさみ、並行して語られていく。「キック・アス」「キャリー」のクロエ・グレース・モレッツが重要な役どころとして出演しているほか、「サラの鍵」で東京国際映画祭最優秀監督賞を受賞したジル・パケ=ブレネールが、監督・脚本を務めているのも注目だ。