ダーク・プレイスのレビュー・感想・評価
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モヤモヤは各自の責任で処理して下さい。
謎解きなんて真面目にしようとする方が
どうかしてると最初から思うんですけど・・・。
何十年前フタをされてその後
当事者さえ明かそうとしなかった真相に
無理が無い訳無いでしょ。
悩みに悩んだ挙句、完全にどうかしてしまって
有り得ない方向にすすむ事の方が実際多いし。
そんな不幸の塊の仕上げにやって来て
付け込む悪いヤツがホントにいるのよ。
そりゃ何が気に入って何がモヤモヤするのかは
好きに吐き出して構わないけど、
酷い点数付けたりしないでよ。
もっと頭スッキリさせて再鑑賞すればイイだけじゃん。
ていうか現実の事件の方が
何百倍モヤモヤすると思うよ。
もっともっと映画ってモヤモヤしてて
イイと思うんだよね。
事実なんて不条理のカタマリの事を
違う呼び方してるだけじゃないの。
だけど許せないのは、素人の
ホラーと呼ぶのも憚られる
キャーキャー言ってるだけの
ヘタクソなヤツね。
ああ、このレビューも
かなりモヤモヤする!
感動の渦に巻き込まれた「サラの鍵」のような“希望”が感じられず…
昨年、私を感動の渦に巻き込み、
度重なる鑑賞と原作本の購入に至った
「サラの鍵」の監督作品と知り初鑑賞した。
しかし、私にはこの映画の
物語性や登場人物への理解が及ばなかった。
・判決が8歳の子供の証言が決め手に
なったように描かれ、
更には、複雑な殺人犯行に見える犯罪が
何故ベンが犯人とされたのか等、
当初のこの事件の裁判が、さも“いい加減”
だったように感じられることには違和感
ばかりだが?
・自殺に見せかけるはずだった自殺幇助人の
殺人手法は、とても目的を果たせるような
手法には見えないが?
・また、主人公の兄は何故、
真相を語ることなく28年以上の長期に渡り
刑務所に入る決断をしたのか?
自分の子供を宿したディオンドラや、
嘘をついた妹が幼すぎることへの
気遣いなのだろうか?
等々、あまりにも設定が
不自然過ぎるように感じたのは、
全てが原作によるものなのかは分からない
が、理解に苦しむばかりだった。
それでも、最後には
ジル・パケ=ブランネール監督が「サラの鍵」で
見せてくれたように“希望”を示してくれる
だろうと期待して最後まで観ていたが、
これも単に過去の重しから解放されたかの
ような主人公のセリフで締められたのは、
「サラの鍵」と同じ監督作品としては
大変安易に感じられ、残念に思えた。
盛り上がらない
真実はどこにあるのか?
1985年、カンザスで起きた一家惨殺事件をモチーフにしたサスペンス・ミステリー。母親と長女、次女が殺され、犯人として逮捕されたのが、15歳の長男・ベンだったというショッキング事件として、世の中に知れ渡った。逮捕の決め手のなったのが、その時、生き残り、当時8歳だった三女・リビーの証言だった。
長男は、終身刑を受け、服役していた。その後、リビーは、全米から注目をされる中、親戚をたらい回しにされ、心に闇を背負いながら、次第に排他的な生活を送り、31歳となっていた。
そんな折に、有名事件の真相を探り合うサークルからの招待を受け、サークルのライルと共に、改めて24年前自分の証言は、本当に真実だったのかを調べ直すことにする。
リビーが調べていく中で、ベンが逮捕当時から、警察にも家族にも告げず、ひた隠しにしてきた秘密がある事に気づく。それは、ベンと付き合っていた彼女との若すぎた恋愛の結末で、事件の真相にも大きく関っていることが、明らかになっていく。そこから、惨殺事件の真犯人と動機についても、意外な展開を見せていく。
リビー役のシャーリーズ・セロンは、強い女から魅惑的な女、悪女まで、今やどんな役が来ても安定感のある演技をみせてくれる。本作でも、事件のトラウマを抱え、擦れた生活が染みついた・哀愁漂う女を演じている。
また、ベンの当時の恋人役を演じたクロエ・グレース・モレットは、これまでの役柄とは一線を画した、不良少女役に挑んでいた。
原作が、『ゴーン・ガール』のギリアン・フリンということで、最後までジリジリさせるサスペンス・ミステリーとしての面白さは間違いない。但し、その真犯人は、やや短絡的な感じもして、残念だった。
ミステリーサスペンス映画ではないね。
事件の真相を追求することは、必ずしも正解ではない。
という映画や小説は多数あるが、
本作では「半分正解」という中途半端な印象。
28年前の悲惨な事件の謎を
解き明かすミステリーサスペンスだと思っていたが、
暗く、淡々と事実を積み重ねていくストーリーなので
ミステリーサスペンス映画ではなかった。
では、事件の加害者と被害者の心理状況の
変化を考える映画かと思ったが、そうでもなかった。
ミステリーサスペンスにしては淡々と進めすぎ、
心理状況を描く映画にしては、
登場人物や細かい事件が多すぎ。
だから、どっちに焦点をあてて観ればいいのか分からなくなる。
どういう意図で作られた映画なのだろう。
ベンのノートに書かれていた名前の意図するものは?
なぜ幼いリビーは「ベンが犯人だ」とウソをついたのか?
ここだけが疑問。
ま、その疑問が解けたところで映画の評価が上がるわけでは
ないのだが。
3.4点最後の台詞が良かった
全体的にどうなるんだろーと気になる展開でした。
映像もきれいで胸糞展開もないので見やすい。
事件の真実はそこまで驚くべきものはありませんが
「普通でいい、普通の人生が今始まった」という台詞が良かったですね。
ああ、僕の人生もまだ始まったばかりだと思えました。
不幸が招いた家族のミステリー
1985年カンザスの田舎にてある母親と娘2人が惨殺。生き残った娘リビーは兄ベンが犯人と証言。一応事件には決着は着いたはずだった。23年後生活に困っていたリビーは金の為に過去有名殺人事件を語り合う「殺人クラブ」に招待されるが、それを機に事件の真実が判明されていくストーリー。
あらすじだけ見れば面白そうに感じる。
過去映像が流れ、現代にて真実が暴かれていく。
流れとすれば悪くないのだが、いかんせん抜け落ちている所が多々あった。
・兄ベンが犯人だとする理由が浅い。
・ベンが幼女達に悪戯していると言われ、母親は幼女達の家に確かめに行くが、ベンの写真を持って行く事もしない。
・主人公リビー役のセロンが真実に向かっても、自分に対する後悔の念などが一切出ない。兄への罪悪感が無い。
などなど。
もう少し脚本や映像などに工夫があれば上質なサスペンスになれたかもしれないだけに、ツッコミ何処を探す様なサスペンス映画化には少し残念。
シャーリーズ・セロン秀逸な演技
シャーリーズ・セロン
惨殺事件の遺族として寄付金が集まり、28年間働かずにいたリビー・デイ(セロン)。生活費にも困っていたリビーは、500ドル出すからと言うライル・ワース(ホルト)と会うことになった。
ベンは上訴もしなかったし、釈放を望んでなかった。当時の捜査資料も見せてもらい、ベンが少女にイタズラされていたことを知り、ライルと共にその被害者にもインタビューする。ベンにはディオンドラ(モレッツ)という17歳の恋人がいて、妊娠していたのだ。そんなベンが少女へイタズラした罪で追い詰められていた。そして、ヘビーメタルに憧れ、悪魔崇拝を信奉していたのだった。
結局、犯人は自殺志願者を殺すという男で、長姉のミシェルだけはディオンドラが首を絞めて殺していたという真相がわかり、ベンは釈放された。
唐突すぎる結末だったが、恋人とその子どもを庇うような格好でベンは刑に服していたという形。すっきりしないところもあるが、シャーリーズ・セロンの暗さが何となく良かった。
地味だか面白い
オカンがかわいそう
退屈。
シャーリーズが美しい
きれいな人って、どんな格好をしててもきれいですよね!
、、以前、モンスターって映画でどえらく太った時には度肝を抜かれましたが、この映画のシャーリーズ・セロンが本来の御姿ですよね。
内容はダークなものでしたが、こんなシチュエーションでは、見ていなかったことまで、見たような気がしてきてみんながそういうからそういうふうに思えてきて、、なんていう経緯があったんだろうなーとか、いろいろ考えながら見ていました。
思っていたオチとはちがうものでしたが、むしろそれでよかったです!
決して明るくはない内容の映画ですが、個人的には好きな内容でした。
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