劇場公開日 2016年6月4日

「おそらく友人の死が招いただろう主人公の心の閉塞感を、 Amazon...」走れ、絶望に追いつかれない速さで tackさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0おそらく友人の死が招いただろう主人公の心の閉塞感を、 Amazon...

2020年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

おそらく友人の死が招いただろう主人公の心の閉塞感を、
AmazonPrimeあと3日で配信終了だったので、観ました。

大まかに言うと、親友の死に自分の心の閉塞感を原因を求めている主人公が、
彼の生前の足跡を辿りながら、やがて自分の心にもトンネルを見出すみたいな、
そんな感じのストーリーだったと思う。
監督の実体験が如実に作品に出ていると言う事だ。

個人的に印象に残ったのが、このタイトル通りのセリフより、
亡くなった親友の初恋の相手が発した

『自分の問題は自分で解決してもらっていいかな?』

という言葉が主人公を動かしたような気がする。
あのシーンから一気に主人公演じる太賀が、自らの足で歩み始めたような。。。
巧く書けないが。

全体として、大衆的なドラマチック映画ではないので、凄く抽象的で静かに過ぎていくが、
そこにある映像美や演出は秀逸。特に仲野太賀さんだからこそこういう葛藤が描けるのではないかと思った。

中川龍太郎監督、今まで3作品観たが、独特の視点でなかなか良い映画作る。
これからも期待。

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じーたら