「ジャズプレーヤーはヤク中ばっかり・・・」ブルーに生まれついて kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャズプレーヤーはヤク中ばっかり・・・
最盛期のチェットは描かれていない。ボロボロになってヤク中から抜け出そうとしていたころからだ。
俳優として映画撮影にも取り組むが、顎を砕かれ病院送りになり、映画は未完成。そこで女優のジェーン(イジョゴ)と知り合い、ヘロインを止める覚悟を決めるチェット・ベイカー(ホーク)であった。
マイルス・デイヴィスやディジー・ガレスビーといった大物ジャズメンも登場するが、黒人の目から見た白人ジャズプレイヤーはちょっと冷ややか。プロデューサーのディック(レニー)の献身的な態度もあって、立ち直りつつあったのだが・・・
ニューヨークで一夜限りのライブ。マイルスやディジーが客席にいること。そしてヤク断ちの薬メタドンが切れたこともあって、またしてもヤクに手を出してしまうチェットであった。ヤク中の虚しさも伝わってくるが、その後も名演奏を残したとあっては、人生を感じる作品だ・・・
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