劇場公開日 2016年11月26日

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「ジェーンの物語」ブルーに生まれついて isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ジェーンの物語

2016年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

イーサン・ホークの演技が 兎に角凄まじかった
ダメ男、愛の語り、深みある歌唱、ラストの逡巡、
全編に渡って圧倒された

けれども、
チェット・ベイカーへのオマージュでありながら、これはジェーンの物語!という印象が強く残った
ドン底から再生する過程で、
献身と愛を捧げ続けたジェーン
その動機の根源が何か?は特定できないけど、ジミヘンのリンダのような才能を世に放ちたい意欲があったのかも

最後の選択は、
かつての惰性による選択じゃなくて、
チェットの意志による選択

チェットを理解しきっているジェーンには
ステージ上の姿だけで全てを悟ったはず、切ない

再生の過程で露出する
コーストと ワーゲンバスのおかげもあるからなのか、
暗さをあまり感じず明るい基調だった

伊助