「成功の道への破滅の選択」ブルーに生まれついて 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
成功の道への破滅の選択
演奏中、頬に手を当てる仕草で全てを察し去って行く何とも言えないラスト。
破滅から脱する為に再度、栄光を勝ち取る為に破滅の道を選ばざるおえない哀しさ。
痛々しくて憎めなくてスタイリッシュで問題児な彼を清々しく演じてみせた歌声も合わせて素晴らしいE・ホークに拍手。
ここ最近でのミュージシャン伝記映画の中では群を抜いて素晴らしいし「RAY/レイ」や「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」に匹敵する傑作でした。
年代順にマンネリ化したお決まりな撮り方はせずに古き良き時代を映像のLOOKもセンスあって何より感傷的にしないトコが良し。
マイルスも似ていたし細部までチャント作っていて安心した。
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