友だちのパパが好きのレビュー・感想・評価
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【”フリンフリン物語。そして、変態の編隊。”結構エロティックな半径50M以内の男女の性的関係乱れまくりの倫理観薄きブラックコメディ。】
■女子大生の箱崎妙子(岸井ゆきの)は親友の吉川マヤから、妙子の父親・恭介(吹越満)のことが好きだと突然告げられる。
あきれる妙子と複雑な顔をしながら笑う妙子の母親・ミドリ。
しかし、その日を境にマヤは恭介に猛烈なアタックを開始する。
一方、恭介には長年の愛人・ハヅキ(平岩紙)がいた。
◆感想
・今作の主人公は一応、吹越満さんなのだろうか。長年の愛人を孕ませるは、娘の友達から告白されるは、妻との仲は冷え切っているは、もう何だか良く分かりません・・。
・岸井ゆきのさんの可なり初期出演作品であるが、彼女の独特のぶっきらぼう感は、今作で既に確立している事が良く分かる。
<各登場人物の描き込みが、観る側に任されているのでその辺りは脳内で補完しながら鑑賞したが、多数の男女関係が入り組んだ作品構成は、ナカナカであったかな。>
ヤバっ
終始ずっとイライラするぐらいに登場人物(特にまやといくしま)がとち狂ってて最高にキショかった。
もうちょっとスカッとするのかと思ってたけど、モヤッとしたまま物語が終わったのもなんか絶妙にリアルで良かったし、最後の病室の3人と受付の3人の対比も面白かった。
Amazon primeのお薦めから
いろいろ拗らせ系の方が多数居ますが
多すぎて現実味が無いぶん楽しめました。
でも思ったのは、変態も極めれば、
純愛になる気がする。
まぁ、廻りを巻き込まない範囲で出来れば
welcomeなのかも知れない。
面白い!でも怖いです!
ここの解説に「親友が自分の父親を好きになったことから巻き起こる恋愛模様を描いた純愛コメディ」って説明されてましたがある意味ホラーだと思いました。変態の親友マヤに振り回される(かき回される?)主人公妙子(岸井ゆきのさん)うまいですね〜なんとも自然すぎてドキュメンタリー映画みたいです。
パパ(吹越満さん)の不倫相手の生島さん(平岩紙さん)の立ち位置というか風貌といいますか、存在感がまたリアリティありすぎ!
これまた吹越満さんのダメダメぶりが見事すぎ!エンディングで2人がかけ合うセリフに感動すら覚えるとともに情けない気持ちになってしまいました。素晴らしすぎるダメダメふたりに拍手を送りたいですね。
あんた変態だよ。
変態という言葉がたくさんでてくる。
そう言われると そう 思えてくる。会話が普通の感じで話しているのに友達のパパが好きと言ってくる。へぇ~。と驚く この辺から友達が普通なのか変態なのか。友達の説得力のある言葉に妙に納得してしまう。この二人の会話のテンポがいい。毒舌の岸井に対して本心を伝える(変態)の友達。
淡々と話す元妻。変態 変態と友達を変態扱いの娘。妊娠した今の彼女。言い寄った友達。それぞれの立場でリアルに感じたりして。
でも。コメディで笑える。
最後の場面。男は若い女に弱いことが分かって本当におもしろい。
純粋に面白かった
人間関係が
絡みに絡み合って
複雑な気持ちさえも
溢れてしまって。
単純化されたその向こうに
孤独で暗い気持ちを抱えているのだと思う。
岸井ゆきのちゃんが
めちゃくちゃよかったーーー
あのナチュラルで、現実にいそうな感じ。
歪んだ純愛は純愛なのか?危険領域に行く愛の行方について行けるか
恋愛には様々な弊害がある。世間や身柄、年の差など様々な形で、純愛を曇らせるものが多く存在する。
妙子の父、恭介はどこにいる普通のおじさん。妙子は父を汚れた存在として見ているが、友だちのマヤはそんなパパが好きだという。妙子は作品の中でも、我々と同じような視点で動いていく。一方、恭介の周りには不思議と女がいて、どことなく誰にも嫌われていない。序盤に漂うアブノーマルな恋の行方と、交錯していく純愛の行方。思いもよらぬ方向へ観ているこっちも巻き込まれていくよう。しかも、序盤から漂わせた伏線をしっかりと拾っていく。可笑しいのに、面白いのだ。既婚者で友だちのパパ、そこにある純愛を貫き通す姿は、狂気の沙汰ではない。笑
成田凌も面白いといったこの作品。人の淫らでダサい人間味が強く漂う。あんな友達、そもそも御免だが、アブノーマルな恋愛喜劇としては最高の逸品である。
後半盛り下がる
前半はひたすら面白いんだけど。
吹越満が刺されるのが予想通りの展開なのと、面白くなりそうな愛人と母親が偶然会ってからのやり取りとか、色んなポイントをシーンを変えてネグるから観ていて寸止めされてる感じになってしまう。
登場人物全員出揃って悶着の末誰かが刺すとかのが盛り上がるのになと。
犯人もこんな理由で人殺そうとするっていうのがいかにも嘘くさくて、かつどこかで見たような展開なのでどうも。
その後の後追い自殺でなんとかなると作り手は思ったのだろうが、これもはっきり言って良くある手にすぎない。
眼鏡キャラのファムファタールっていうのは今っぽくて良いと思う。
コンコルド!!!
なんか女優さん2人見た事あるな〜って思ったらコンコルドのCMに出てる人でした(静岡人しか知らない)
そこら辺の女優や俳優よりみなさん演技が凄い上手くリアルに感じて感心しました....!!本当に凄いですッ
あんな友達やお父さんが身近に居なくてホッとしました(笑)怖いし気持ち悪い....(笑)
ずっと気になってた映画だったので観れて良かった!
男と女のラブゲーム(古っ)
娘の女友達が、娘父親を好きになっちゃう事から始まるラブゲームである。
男としては、色々な世代から好かれるという羨ましさも兼ね備え、また男と女のラブゲームがキッチリ成立していた事には、監督には「あっぱれ!」です。
感心させられる事は、夫婦、親子、友だち、恋人同士、奥さんと認められた不倫相手、不倫相手どうしの会話のやり取りである。
緻密でリアルで分かりやすい。
会話に飽きが来なかったのも面白さの要因の一つでした。
ラストの事件は少々リアルさは無くなったものの、人の(電話)繋がりによる解決には映画らしさもあり好き。(男女関係は解決してませんがw)
マヤの頭まで包帯ぐるぐる巻き状態もやり過ぎの面はあるが、彼女無しではこの内容は成立しない訳で、こんなヘンテコで一直線女性ならば(男としては身体の関係有無関係無く)ほおって置けない1番の対象だ。
女性はどう観るか分かりませんが、中年男としては面白かったです。
規模・お金の掛け方も考慮してこの評価です。
内容勝ち。
とにかく会話の駆け引きを楽しんで下さい。
非常に濃い作品。上手い人ばかりでリアル演技に思わず唸ってしまう。う...
非常に濃い作品。上手い人ばかりでリアル演技に思わず唸ってしまう。うーむ、すごい。
観ている間は全然そう思わなかったが、終わってみると欧州の作品みたいだなと感じた。
周りのことは一切関係ない、ただ愛する人のことだけ。これはハッピー・エンドだと思った。
どいや
2016年劇場19本目。
登場人物がみんな絶妙に頭おかしくて、もう全員もれなく頭おかしいから逆に整合性とれてて凄くまとまりのあるように感じた。
日本映画独特の心臓に来る不快感と、ジメッとしたエロスの中で、ロミオとジュリエット的な純愛が間違いなく描かれていて凄いバランスの映画だなと。
いわゆる美男美女は出てこないが、吹越満が凄くモテてるのは違和感なかったというよりもむしろモテて当然くらいに思えて仕方なかった。
65点
一人の男を焦点として「女vs女」の数珠繋ぎ。女の敵はいつも女、皆愛されたいだけやのに、、難しいね。
そして味方となるのも同性であるという、矛盾を包有した関係性こそ女性特有のコミュニケーションといえるw
演劇 × 映画
役者さんが同時に話そうとしたり、言い間違えたり「現代口語演劇っぽいなあ」と思うのね。さすが岸田國士戯曲賞受賞者。
でも突然いい画がばーんと出てきて「なんで演劇のひとにこれ撮れんの!?」と思うの。上映後に監督のトークショーあって解ったんだけど、演劇やる前は監督の山内さんCMディレクターだったんだね。
話は戯曲っぽいんだよね。1シーン1カットが多いんだけど、一つ一つのシーンは演劇の舞台をそのまま観てる感じなの。
その演劇の舞台がいい画で撮られて、それらが繋がれてくんだね。
だから演劇の良いところと、映画のよいところが出てる感じで良かったよ。
ラストの終わり方も「あ、ここで役者さんがお礼すんのか」って感じで、演劇っぽかった。
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