劇場公開日 2015年12月19日

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「現代の倫理観に一石を投じる」友だちのパパが好き rainさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 現代の倫理観に一石を投じる

2025年8月23日
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なんだこの映画は…と思いながら見ていたんだけど、気づいたらエンドロールだった。

友だちのパパが好きって、どういう感覚なんだろうか。そんなこと思ったこと一度もないし、自分には程遠い話すぎて、マヤの気持ちがよくわからなかった。それこそ、担任の先生が好きっていう方がまだ全然理解できる。

でも確かに、マヤの行動ってある意味一貫してるというか、潔いんだよね。彼氏いても、他に好きな人できたらすぐ別れるし、その人の一番になりたいから、その人が離婚したらめちゃくちゃ喜ぶし。でもその純粋な好意が、見てる側からしたら怖い、薄気味悪い。その恐怖はまさに私が、「友だちの親を好きにならない」、「既婚者を好きにならない」、「親子レベルの年の差恋愛は受け入れられない」っていう、現代の固定観念にどっぷり嵌って、迎合してるからこそ感じるんだろうなとも思う。これは、正しい考え方だろうか?そもそも、正しい、正しくないの区別なんて、物事に存在するだろうか。あまり受け入れたくない映画だったが、受け入れたくないと思ってしまった時点で、私は製作陣の術中にハマっているのかもしれない。

rain
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