「歪んだ純愛は純愛なのか?危険領域に行く愛の行方について行けるか」友だちのパパが好き かわちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
歪んだ純愛は純愛なのか?危険領域に行く愛の行方について行けるか
恋愛には様々な弊害がある。世間や身柄、年の差など様々な形で、純愛を曇らせるものが多く存在する。
妙子の父、恭介はどこにいる普通のおじさん。妙子は父を汚れた存在として見ているが、友だちのマヤはそんなパパが好きだという。妙子は作品の中でも、我々と同じような視点で動いていく。一方、恭介の周りには不思議と女がいて、どことなく誰にも嫌われていない。序盤に漂うアブノーマルな恋の行方と、交錯していく純愛の行方。思いもよらぬ方向へ観ているこっちも巻き込まれていくよう。しかも、序盤から漂わせた伏線をしっかりと拾っていく。可笑しいのに、面白いのだ。既婚者で友だちのパパ、そこにある純愛を貫き通す姿は、狂気の沙汰ではない。笑
成田凌も面白いといったこの作品。人の淫らでダサい人間味が強く漂う。あんな友達、そもそも御免だが、アブノーマルな恋愛喜劇としては最高の逸品である。
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