「サキュバスでありインキュバス(ヤァヤァ)」友だちのパパが好き いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
サキュバスでありインキュバス(ヤァヤァ)
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そんな仰々しいものでもなければ禍々しいものでもないのだが・・・
ある意味、ホラーコメディの分類に入るのかな?
作品内容は、魔性の天然さに振り回される男と家族、そして愛人、元恋人という昼メロにありそうな構図であるが、群像劇の構造になっており、それを巧くコメディ仕立てにしていて、しかし修羅場の状況もまたナチュラルで目を背けたくなる程、心を抉る演出もあり、小綺麗にされている。
特にラスト前の引きの上からのアングルでの後追い自殺シーンは、なかなかショッキングで驚かされてしまった。
秀逸なカメラアングルである。
ラストのお互い包帯でグルグル巻きにされていながら、お決まりの挨拶を交わすスッとぼけさは、懲りない奴らだとニヤリとさせる所も面白い。
総じて、中々心を掴んだ作品である。
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