「【”ドラキュラ、爺じになるの巻。”今作は初作で恋仲になった娘のメイヴィスと人間のジョナサンが結婚し、ドラ爺は孫のデニスを立派なモンスターに育てようとするモンスターと人間との共存シリーズ第二弾である。】」モンスター・ホテル2　NOBUさんの映画レビュー（感想・評価）

■モンスター・ホテルで出会ったドラキュラの娘・メイヴィスと人間のジョナサンが結婚する。ドラキュラは、2人の息子・デニスがモンスターではなく人間であると思い、孫を立派なモンスターに育てようとモンスター・ホテルを出て、フランケンシュタインたちを使い、イロイロと頑張るのである。
　そんなある日、ドラキュラの父・ヴラッドに孫の結婚相手が人間だと知られたことから大騒動になるのである。

◆感想

・このシリーズは、本当によくできていると思う。コメディベースで物語が進む中で、人間とモンスターとの共存をテーマとして描いているのであるから。
　これは、不寛容な現代において貴重なテーマだと思う。

・だが、そんな真面目な事は置いておいて、滑らかなアニメーションで描かれるキャラが立っている登場人物達が、初作に引き続き良いのである。

■デニスがモンスターではなく人間ではないかと思ったメイヴィスが、彼を人間として育てようとモンスター・ホテルを出る決意をし、ジョナサンの両親に会いに行った際に、ドラキュラが３人がホテルを出て行ってしまうと寂しいので、デニスのモンスターの資質を開花させるために、奮闘する姿が可笑しいのだが、気持ちは良く分かるのである。
　そして、ドラキュラの父・ヴラッドがモンスター・ホテルを訪れた時に、ヴラッドの僕であるベラがデニスの友達に酷い事をした時に、デニスは漸くドラキュラの孫の姿になるのである。更には、ヴラッドがベラに厳しい言葉を告げるのも良いのである。

＜今作は初作で恋仲になった娘のメイヴィスと人間のジョナサンが結婚し、ドラ爺は孫のデニスを立派なモンスターに育てようとするモンスターと人間との共存シリーズ第二弾なのである。＞