「エグい描写もいける監督だった」ボーダーライン(2015) 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
エグい描写もいける監督だった
米メキシコ間の麻薬戦争の実態を描く。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督2015年。
冒頭から容赦のない描写。覚悟せよ!と早くも突き付けられる。女性主人公の目を通して観客も混沌とした世界に突入してゆく。ヒリヒリした緊張感が半端ない。
物語が進むに連れジョシュ・ブローリンもデルトロも実にいい顔に見えてくる。
リズム良く進むが、終盤のギアチェンジがこの監督の作家性というところ。好みは分かれそう。(嫌いではなかった)
撮影監督はロジャー・ディーキンス。夕暮れ時の空の青さがまさに。
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