劇場公開日 2016年9月10日

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「参勤交代のシーンはほとんどない。前作ありきのいわゆるチャンバラ時代劇。」超高速!参勤交代 リターンズ Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0参勤交代のシーンはほとんどない。前作ありきのいわゆるチャンバラ時代劇。

2018年2月4日
PCから投稿

前作の最後のシーンから始まる完全な続編。

時系列的にもすぐ後のことなので後編と言った方がいいかもしれない。

でも参勤交代のところがあまり入っておらず、パロディーのつもりなのか、前作のネタをちょっとだけ変えた使い回しのシーンが多かった。

残りはふざけた感じのチャンバラだらけ。

コメディーだから笑えればいいのだけれどあまり笑えなかった。

いいかげんさとわざとらしさ満載のやっつけ仕事という印象だった。

とにかく前作ありきという感じだったので調べてみたら、映画がヒットしたので原作者の人が急いで続編書いて、それをまた急いで映画化したらしい。

まさに超高速!続編映画リターンズという流れだったらしい。

昔のチャンバラ時代劇全盛の時代はそういうことがあったのかもしれないけど、今でもやることあるんだと思って感心した。

出演者の人も、演出なのか自分でやっているのか知らないけど、前作以上に演技がわざとらしかった。

笑わそうと思ってやっているのだろうけど、力が入りすぎてほとんど空振りしていた。

自然な演技していたのは、どんな時でもマイペースで、まったく周りを気にせず目立ちまくる深田恭子さんだけだった。

でも、苦笑い程度には笑えたし、チャンバラも嫌いではないので、見なければよかったという程でもなかった。

年配層中心にけっこう観客も入っていたので、こういうふざけた感じのチャンバラ時代劇があってもいいのかもしれない。

将軍が日光に行くみたいな設定もあって、埼玉に御成街道ってあるんだけれど、やっぱり日光行くときにそこを通ることになっていて微妙に面白かった。

将軍暗殺だなんだと言っているのにこっちの方はスルーだったけど、ここまでチャンバラやるのなら、将軍の行列も巻き込んで一大決戦してほしかった。

Push6700