ニューヨーク 眺めのいい部屋売りますのレビュー・感想・評価
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
【ピロシの映画レビュー①③】
邦題 ニューヨーク眺めのいい部屋売ります
原題 5 Flights Up
⚫︎監督
リチャード・ロンクレイン
⚫︎脚本
チャーリー・ピータース
⚫︎出演者
モーガン・フリーマン
ダイアン・キートン
シンシア・ニクソン
⚫︎公開
2015年
⚫︎上映時間
92分
⚫︎製作国
アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
ヒューマンドラマ
こんばんは、おすぎです!
⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️
黒人画家と白人女性の老夫婦が主人公。
長年住んだマンションの部屋は築40年でエレベーター無しの5階部分にあり、そろそろ登り降りがキツくなってきた。ということで売却、引越しを希望している。ただ途中色々なことがあり、すんなりとは売却話は進まないのです。
邦題の通り、立地、日当たりも眺めも良く、5階でなければ最高の物件ですね。
ところでパートナーも不動産も様々希望条件がありますが、当たり前ですが100㌫は存在しないのです。
何事も、8割型マッチングしていたら最高と思わないと笑。それは妥協とは違うのですね。この点分からない人にはいくら説明しても理解してもらえない苦笑😅
劇中、ちょっとした小競り合いはありますが、夫妻の信頼関係は終始一貫している。これはモーガン&キートンのペアのどっしりした安心感のなせる業!エージエント役の姪っ子シンシアニクソンもイイ味出してます。←セックスアンドザシティでお馴染み❤️
どぎついシーンは全くなく、映像が美しいのも良い!
こういう一服の清涼剤的ムービー大好きです🥰🥰🥰
※アメプラではフリー視聴が以前はできたのですが今は有料のようです
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『映画って本当に素晴らしいですね!』
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不便であっても愛着ある我が家
アレックスとルースは結婚40年以上。結婚当初から5階立てアパートの最上階に住み続けている。
日当たりも良く、NYの眺めも一望。申し分ないマイホームだが…、
歳で5階までの階段がきつくなってきた。まだヒィヒィ言いながらも上れるが、今後足腰が弱ったら…。
苦渋の決断。住み慣れた我が家を手離そうとする。
不動産屋の姪に相談し、内覧会を開くのだが…。
老後の暮らし問題。
住み慣れた我が家を手離したくないが、そうも言ってられない。
階段で5階までってかなりきつい。私も仕事柄、建物のエレベーターや階段を使うのだが、エレベーター無しのしんどさはよく分かる。
ましてや老夫婦の歳。もし踏み外したり、疲れて途中で倒れたりでもしたら…。それこそ大問題。
考えなきゃいけない時が来た。
予想以上に内覧者が。好印象者もいれば、ケチを付けたり、あれを壊してこれを壊して全面内装工事を考える者も…。
思い出がたくさん詰まった我が家が…。
若い頃やたくさんの思い出が何度も頭を過ったりして、心境が複雑になってくる。
値段も100万ドル近くまで。私だったらすぐ手離しちゃうな。そのお金でもっといいマンションを。お金があったら一番したい事は、今の古アパートからの引っ越し。
まあでも、私の住んでるアパートがそんな高値で売れる訳ないし、彼らと状況も違う。
やっぱり、手離したくない…。そう思い始めるアレックス。
姪は元より、そんな夫にルースは…。
何もしなくても長年連れ添った老夫婦を、滲み出すかのように体現するモーガン・フリーマンとダイアン・キートンが素敵。
やり取り、日常茶飯事のような言い合い、お互いへの思いやり。
ちょっとうるさいけど、姪役のシンシア・ニクソンもスパイス。
“眺めのいい部屋”と邦題になってるだけあって、何気ないNYの街の風景が魅力。ちょっとNY暮らししてる気分…?
何となくそんな感じしたけど、結局まだ手離さない事に。姪の苛立ちも分からんではないが。
いつかは手離す事にはなるだろう。でも、今はまだ。
ここで暮らしていく。夫婦二人で。後、可愛い愛犬ちゃんも。
不便であっても愛着ある我が家。
住めば都。
内覧会の日に、色々騒動が起きる。
愛犬の病気は二人にとって心配事。我が子同然。
これと同じくらい挿入されるのが、近くの橋で起きたテロらしき事件。その都度その都度ニュースで報じられ、注目の的。
何か話に絡むのか…? 例えば事件に巻き込まれるとか、犯人が内覧希望を偽って籠城してくるとか。
幾ら何でもそんな事はなかったけど…、これは一体どういう事だったんだろう…??
住み慣れた街だけど、常に危険が潜んでる…?
愛犬の病気はペットを飼ってれば起きる事だから分かる。作風や名優二人の好演もいい。が、この部分だけ解せなかった。
名優×NYの風景
NYは行った事がないけれど、こういう映画を観ていると行ってみたいなぁと思わされる。
老夫婦が新婚から40年住み続けたアパートを売る決心をする(実際には妻のみその気で、夫はなんとなく気が進まない)
40年連れ添った二人が作り上げた、二人の生活の詰まったアパートには、二人の思い出がたくさんあった。
老夫婦を演じたのはハリウッド映画の名優。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートン。
二人の流石の存在感にホッとさせられ、安心をもらう。
二人の役もまた、落ち着いた愛に溢れた夫婦だったのが、映画の中で更に素敵に魅せてくれた。
その人にとって大切なものを、何も知らない人間がボロクソ言っているのを聞くととても悲しい気持ちになる。
そんな時でも常にアレックス(フリーマン)はユニークな冗談で切り返す。あぁいう余裕のあるおじいちゃんみたいな人に私もなりたいなと思う。
それから、橋がテロリストによって爆破される?みたいなニュースがNYの街を脅かしている中でも、常にアレックスは冷静。犯人と思われたイスラム教徒の男性が拘束されたニュースを見ながら言った若い人達の発言には嫌悪を抱いた。メディアは良い加減な情報をさも本当の事かのように流しているのも、今の日本、世界のあるあるだった。
ここでも、何も知らない人間が好き勝手言っていて、そこに愛は無い。それがとても悲しくなった。
それ故、アレックスと妻のルースが、自力で判断し決定したいと自分達だけで家探しをするシーンは特に良かった。
家を売る仲介業者にルースの姪であるリリーがいるのだが、彼女の夫婦や顧客とのやり取りはまさにビジネス。そこにその家に住んできた夫婦の想いや新しく家を探している人たちの想いなど温かみなどは皆無。
それと同じように、画家であるアレックスの描いた絵を物として扱う画廊の息子に対して、ルースがハッキリと自分の意見を言うところは痛快!
アレックスとルースが深く愛し合い結婚し、お互いを思いやり尊重している様は夫婦関係のお手本のようでした。
アレックスが最終的にサインをしなかったこと、夫婦が家の売買を通して、2人の絆をより深くしたことがとても素敵だった。
ニューヨークへの愛
老夫婦が素敵で彼らの気持ちが分かります。モーガンがラストに怒って住み替えのマンションを買うのをやめたのはワガママではありません。ラストシーンでテレビを賑わせていた橋の渋滞の原因を作った若者は、イスラム教徒というだけで、テロリストに間違われたのに、その若者への同情や共感がなく、頭を銃でうちぬけと言っている売主や周りの人々の感覚に怒りを感じたんだと思います。それは老夫婦が愛していた多様性があり優しいニューヨーカーとは違う拝金主義的ニューヨーカーです。だから、老夫婦はまだまだ自分達が愛したようなニューヨークの暮らしを続けたいとさりげなく伝えています。
ほっこり
仲介役のリリーの「くたばれ!」と中指立てるシーンには思わず吹き出した。
仲良しじじばばの数日間のドタバタを描いた映画だけど、なんだかほっこりさせられた。
私も手放したくない、眺めのいい、お気に入りの部屋を見つけられたらいいなぁ
ほっこり
素朴な老夫婦が40年間の思い出が詰まった家を売るという、これといって特徴がある物語ではないんですけど、どこか優しげで人生の余裕みたいなものがあって老夫婦の生活の一部を垣間見ているような作品でした。
内覧に大勢の人が来るんですが中でも好きだったのは眼鏡をかけた少女です。
アレックスとはお爺ちゃんと孫程の年の差なんだけど大人な会話をしている雰囲気が微笑ましかった。
全然関係ないんですが、お恥ずかしながらLPレコードのLPがロングプレイだと初めて知りました(笑)
この夫婦は黒人と白人の老夫婦で若き日の苦労なども描かれているんですが老いても仲睦まじく、ちょっとした幸せが伝わってくるほっこりする作品だったと思います。
「眺め」とは、若い人がみるべきなのだろう。
映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」
(リチャード・ロンクレイン監督)から。
ニューヨークのアパート最上階に住む主人公の老夫婦。
エレベータがないため、辛くなってきたのを妻が気遣い、
売りに出すことにしたのだが、どうしても名残惜しい。
そんな自分を納得させるために、
夫役のモーガン・フリーマンが呟くシーンがある。
「どんなにバカらしくみえても、我が家以上の眺めはない。
だがおそらく、必要な眺めは見尽くした。
『眺め』とは、若い人がみるべきなのだろう」と。
画家の役らしい台詞だな、とメモをした。
自分たち夫婦は、結婚当初から40年この景色を眺めてきた。
2人の想い出がつまった風景は、何事にも変えがたい。
しかしこの素晴らしい眺めを、自分たちだけで楽しむには
もう充分、歳を重ねてきた。
ここらで、この「眺め」を若い人たちに譲ろう・・
そして、何かに気付き、前に進んで欲しい、
そんな気持ちが伝わってくる台詞であった気がする。
いつまでも「特等席」を独り占めするのではなく、
この素晴らしい環境を、次の世代に繋げたいと感じる、
その懐の広さが気に入った。
久しぶりに、ホッとさせられる作品であったなぁ。
終の棲家と夫婦の人生・・・って程でもない。
ニューヨークはブルックリンのアパートメントに住む夫婦が、階段だけでエレベーターもない、ただ愛着だけはある40年住んだその家を売るのだという。そして夫婦の「家を売る」「新たな家を探す」という小さな旅の一日を映画は見守っていく。
かねがね「家」はそのまま「人生」に翻訳されることがある。家を売ること、家を手に入れること、それらが人生に通じるのは容易に理解できる。
しかしこの映画が問題なのは、「家を売る」ということがそれ以上の何のメタファーにも通じず、老年期に差し掛かり人生を変える時期を迎えた夫婦の人生に一向に深く入り込んでいかないことだ。その代わりに、なぜか近隣で起きたテロ騒動と、愛犬のヘルニア手術、そして夫婦の過去の回想という3つのエピソードを重ねて描写し、4つの物語が何の関連もなく進んでいく。そしてそのいずれも書き込みが乱暴で粗雑なのだ。まるで退屈な文章で殴り書きされた誰かの日記のようで何も得るところがない。そうして結局夫婦が下した結論に、シンシア・ニクソン演じる姪の不動産ブローカーが怒って「Fワード」を浴びせかけるが、正直観ているこっちも全く同じ気持ちだった。夫婦は「一日中散々連れまわされた」と言うが、そんな夫婦を散々見せられた挙句の結末がこれか?!と、こちらだって意地悪の一つも言いたくなる。
ニューヨークの街をダイアン・キートンが闊歩するのは嬉しい。やっぱり彼女にはニューヨークの街が良く似合うし、知的なイメージのあるキートンとフリーマンがニューヨークにいる光景は実に心地よい。逆に言うと、キートンとフリーマンとニューヨークという役者を揃えておきながら、ここまで凡庸にしか出来なかった罪は大きい。ただシンシア・ニクソンだけは痛快なくらいに良かった。喜劇センスも抜群の彼女だけに、映画のリズム感やテンポを自在に操り一気に盛り上げる。登場するたびに画面が活気づくし、ストーリーに熱い血液がめぐるような感じがした。
家に染み込む40年の歴史
いい映画でした。
昔は安かったブルックリンのアパートが今は超人気エリアなので高く売れる。
老人には5階の部屋でエレベーター無しが辛い。そこで姪の協力を得て売って、エレベータのある部屋に住み変えようとする夫婦のお話です。
時々挟まれる若い頃の二人のシーンがしみます。隣人に挨拶しても、黒人だからか無視されるし、ルースの家族は結婚をあまり歓迎してくれなかった。子供にも恵まれず。幸せばかりではもちろんなかった。
でも、得たものも大きかった。とりわけこのパートナーとここで暮らせてよかった。
お互いがそう思っている感じがして、涙が出ました。
回想の落ち着いた雰囲気とはうってかわって、現実はせわしないことこの上ない。内覧会に、買手と売手の駆け引きに、ブルックリン橋の事件に、愛犬ドロシーの手術・入院。ほどよくうざいシンシアニクソン(セックスアンドザシティのミランダ‼︎)演じる不動産業者が狂言回しとしていい仕事をしていました。
わたしもこうやって自分を肯定できる老い方をしたいと思いました。できればパートナーが欲しい…無理か?
心暖まる
老夫婦というにまだちょっと早い2人のお話。
話の展開はなんとなく想像できるし、やっぱりなぁ、という感じだったけど、それでも心暖まる映画でした。ダイアンキートンとモーガンフリーマンの掛け合いが自然で、本当に長年連れ添った夫婦のようでした。大切な人と見て欲しい映画です。
ただ一つ残念なのが、橋を占拠した犯人のイスラムの〜、のくだり。どうしてイスラムと限定するんだろうでしょうか?ISのテロ事件が盛んな今、全世界で上映される映画にまでそれを組み込むとは…。イスラム教の方々が見たら、失望すると思います。そこだけが残念でした…
空騒ぎ
んーん、つまらなくはないがあえて人に薦めるほどではない、といったところか。
ダイアン・キートンやモーガン・フリーマンが好きで時間に余裕がある人向け。
引っ越す事にした動機は高齢者なら当然。そして部屋の売却・新居の購入に向けて話が進んで行く。
回想シーンで二人が共に過ごした時間を振り返る展開は想定の範囲内。おまけに、思い出の
一杯詰まった部屋を手放さない事にする終わり方も予定調和的。たくさんの人を巻き込んで
空騒ぎをしただけ。夫婦の絆を再認識できて良かったね、チャンチャンという映画。
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