「理解できる下衆」下衆の愛 豆さんの映画レビュー(感想・評価)
理解できる下衆
映画をつくるにあたって関わる全ての人たち、しかしメジャーじゃなく底辺の人たちの話。
映画監督のテツオ(渋川清彦)は確かに下衆なんだけども、心の隅っこの方で理解してしまう。出てくる人間みんなソフトな下衆なんでw 実際の底辺にいるような映画制作関係者も多少脚色はあるものの、こんな感じなのかなと思いつつ、それに比べたら今テレビでやってる山田孝之のカンヌ映画祭は完全、上の人たちだ。
映画監督の周囲の話なんだけども、まともに映画作ってません。演技指導だけはご立派です。おっぱい揉んでお尻に顔を埋めてるような監督です。でも渋川清彦だから許せるんです。確か『お盆の弟』も駄目な映画監督役だった。渋川さんはちょっと駄目なおっさん役がよく似合う。
渋川清彦はもっとメジャーに出てきてもいい役者だと思う。
あと、このDVDの特典映像はある意味本編より面白い。映画制作の裏側などいろいろあったり、もう1つのエンディングもあります。
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