リリーのすべてのレビュー・感想・評価
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エディの演技力!!! どんどん綺麗に、女になる ゲルダ、美しすぎる...
エディの演技力!!!
どんどん綺麗に、女になる
ゲルダ、美しすぎる
絵の中から出てきたのか
(本筋ではないが
ゲルダがリリーの絵を描いて売れるとは皮肉
つらい
葛藤)
すれ違ってもすれ違っても寄り添うゲルダ
周りの人がいないと世界初の手術はできなかった
アイナーはゲルダが好きだし、リリーはアイナーを殺したいし、でもそれはできない
アイナーは死に、リリーは生きられなかった
だが2人とも愛されて死んでいった
切ない
幸せな?死に方
ジェンダー差別を緩和すると思う
これを見たらジェンダー差別者は少し理解を示す?
と思えるような作品でした。
主人公の苦しみや周囲の戸惑いつつも人として
目の前の人の苦しみを理解しようと性別を超えて
支えることの素晴らしさを教えてくれます。
相手の心に寄り添う素晴らしさが詰まっています。
女性なのか男性なのかと輩がからかって…という
シーンは観てる此方が悲しくなりました。
男性が女装したっていいじゃない!
女性の物って可愛くて綺麗だし、時には女性が
男装したっていいじゃない!
かっこいいものを身につけたい時もあるんだし。
と思いました。主人公の女性の仕草を真似るシーン
個人的には女性として勉強になりました。
美しい人
2人の演技に感動した。
エディレッドメインは昔からファンだけど、
どうしてこんなに美しい「女性」を演じれるのか。
最初はかっこいい旦那さんで、こんな人が側にいてくれたら幸せだろうなとか思ってしまう。
でも最後の方はもう女の人にしか見えない。か弱くて、ワガママで、魅力的な「女性」。
徐々に崩れていく夫婦関係と、戸惑う妻の悲しみが切ない。一部、リリーの女性になろうとする意志が強すぎて「妻がかわいそう。リリー勝手すぎるんじゃ?」とも思ったけれど、病室で流した涙に「女性になれる喜び」と「愛する人の望む自分でいられなかった悲しみ」が詰まっていると感じた。
壮絶な愛の物語
エディ演じるアイナー(のちにリリー)が足のモデルを頼まれた当初は嫌がっていたが、当てさせられたドレスに心が奪われていく様がキュンとさせられました。
物語の中盤までは女装をしていてもゲルダを愛する男として描かれていましたが、男でいるよりも女の(リリー)姿でいないと自分が保てずにいられない描写はリアルでした。
私が素直に感じたのは
女だから男しか恋を感じれないリリーですが、亡くなる寸前まで妻であり友人で有り続け守り続けてくれているゲルダへの愛も相当なものだったのだと感じます。
自分を愛し、愛されることを望まれるが叶えてやれることもできないが、支えて欲しく、愛し続けてくれるゲルダなしには生きられないこと、心から泣きました
手術するため1人汽車に乗るアイナーにゲルダはついていきたいと申し出ますが妻の悲しみを思うと残酷なことをさせたくないと拒否して行きますが
結局はリリー(術後)辛い時にはやはりゲルダの強い支えと支援
生涯、2人は夫婦から友人へと変わりましたが
愛は2人を強く結び終わりまでほどけることはなかったのかなと思いました。
実際にあった本当のお話ということなので、映画以上のものがそこに確かにあったのだと考えると涙が止まりません
最後まで悲しく胸に刺さりますが、これこそ最高の映画だと思えました
なかなかの衝撃作
同性愛者が精神分裂と言われている時代に
彼はどんな想いで自分が目覚めていくのを
感じただろう
きっとそこには恐怖しかない
そして嫁さんの辛抱強さというか
心の広さ器のでかさ。
まあでも正直言って
こういう系の映画には飽きましたな
同性愛、夫婦の衝突、エディレッドメインが可哀想、全部少しありきたりじゃありません?
(語弊のないようにいうと、主人公が犯人だったよ!と同じレベルで展開読めるという意味)
だから少し眠くなりましたね、、、
というかヴィギャンダーに感情移入し過ぎると
男に呆れる。
てかあんないい妻どこにいるのよ
もはや愛とかじゃない夫婦だよ
夫婦だからこそ成し得たことだなあ
アリシアが夫に会いたがって
でもエディは望むものは与えられないという
そのシーンは泣けますね
あと2人とも体張ったなあ
あんな抜いでいいのかねえ
意外でした
思っていたより苦しい物語。 彼の中の彼女が少しずつ大きくなってアイ...
思っていたより苦しい物語。
彼の中の彼女が少しずつ大きくなってアイナーがいなくなっていくのが切なかった。
最後までそばにいたゲルダの愛すごいなって思った。
ゲルダの愛
アイナーとゲルダの汽車での最後の別れのシーンは、ゲルダの悲しみが伝わってきて泣きました。
最後までゲルダの深い愛情が貫かれていて、ただただ感動と届かない悲しさで泣きました。
劇中のシーンは、絵画を切り取ったように美しかったです。特に、ヘンリクに傷つけられて、部屋で悲しみに打ちひしがれて背中を向けているリリーのシーンは、本当に絵画のようできれいでした。
あとリリーを演じるエディ・レッドメインが本当に美しく、ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデルが可愛いかった!
素晴らしい映画でした!
愛だな…
前半はなんか色々衝撃的で目をそらした部分もあったけれど、後半はこの物語が言いたいことがわかってきて、ただただ感動しました。
最初はちょっとした夫婦の遊びとして始まったものがアイナーをリリーに変えていき、リリーは現実の厳しさに苦しむ。それを静かに見ていたゲルダも愛する人がいなくなっていく姿に苦しむ。だけどそれでも愛し続けるゲルダの姿に無償の愛とはこういうものなんだと思いました。こんな愛を注げる人はそうそういるものではないです。最後の「私はこんな愛には値しない」というリリーの言葉はゲルダへの感謝の言葉だったのではないでしょうか。ただただ涙が止まらなかったです。
この映画はキャストがとてつもなくよかったかなと思います。
エディは見た目はもちろん身振り手振りも女性以上に女性らしかったし、表情はその時のアイナー/リリーの気持ちをよく表していました。
アリシアは愛する人が別人になっていく苦しみ、夫への愛がどこからも感じられ、素晴らしかったです。オスカーを取ったのも納得!
とにかく美しく悲しい、それでもって素晴らしい映画でした!
リリーが美しすぎるのがすごいんだけど、それは置いておいて。 ゲルダ...
リリーが美しすぎるのがすごいんだけど、それは置いておいて。
ゲルダとアイナー/リリーがとても繊細に丁寧に描かれていて、とても面白かった。
リリーの苦しみは、想像することさえ難しいだけど、ゲルダもすごく苦しんでいて、すごく自分も苦しいのにリリーを受け入れて努力する、素晴らしい人だと思った。
映像も美しくて、劇場で見ればよかったと反省する。
美しく切ない愛
エディ・レッドメインの演技が
とにかく素晴らしかった。
はじめはどう見ても男の人なのに
リリーが現れてから本物の美しい女性にしか
見えませんでした。
女性になりたいと願う夫を
理解者となり受け入れ支え続ける妻に
本当に涙が出ました。
途中から夫をリリーと呼んだり、
見えないところでぐっと涙を堪えるシーン
など、妻の気持ちを考えると
涙が止まりませんでした。
また、実話であるということも
すごく考えさせられました。
何度も見たくなる映画です。
美しくも悲しく切なくも確かに愛はあった
エディ・レッドメインがとにかく最初から可愛い。
男性から女性への目覚めの部分が衝動的且つ端的に描かれていて、まだ性同一性障害への知識も理解も広まっていない現代にはもう少し細かく繊細な描写があっても良いかなぁと思った。
エディ・レッドメインの局部が映ってびっくり。
包み隠さない心意気をとても感じた。
ずっと愛し合っていた夫が女性になりたいと言った後も、妻は戸惑いながらも歩み寄ろうと理解しようとしている姿はもうただただ愛。
愛の形に決まりはない。
友情か、愛なのか。そんなのどうでもいい。
この二人が進むべき道に進んでいる感じ。
エディ・レッドメインの女性の姿もごつくとも綺麗すぎて、綺麗に描かれすぎている感もあった。
リアル感は感じられなかった。
でもこの映画をまず理解の第一歩として、受け入れやすくするためには、導入としては綺麗に描くことの必要性も感じた。
まぁ、とにかくエディ・レッドメイン可愛い。
でもアリシア・ビカンダーも負けずに可愛い。もうみんな可愛い。
あ、ベン・ウィッショーはカッコイイ。
ジェンダー問題は特に日本はナーバス。
全然他人事ではないし、自分に関係ない事だとしても、まず観てほしい映画。
すべてを包む愛。
何年か前に同じような設定の映画を観た記憶があった。
同居していた男の突然の覚醒とカミングアウト。頭で
は理解しても、女の方の心がついていかないのは当然。
この実在した夫婦の苦悩はいかばかりのものだったか、
妻の苦悩と葛藤を熱演したアリシアの演技が圧倒的だ。
性別適合手術を何度も繰り返したのちリリーの身体は
拒絶反応を示し落命するが、最後まで彼(彼女)を支え
続けた妻の献身あってこその実現でもあった。元はと
いえば目覚めさせたのも妻であったが、まさか自分の
夫がそうなるとは誰が想像するだろう。もし自分なら
こんな世話ができるだろうか、愛する人の変化に対応
するだけの器量が私にあるのかと何度も考えてしまう。
トランスジェンダーについて考えさせられる。。
観た後に調べたところでは、世界で初めて性適合手術を受けた方の実話が元になっていたのね。
色んな視点・目線で観ることができる作品だった。
まず女性としての同姓目線ではゲルダの気持ちを考えてしまうと切なくてたまらない。
かつて確かに愛し合っていた男性が、目の前にいながらにして「いなくなって」いく。顔も体温も匂いもそのままなのに「違う誰か」になっていく。
これってかなり、辛い。不在を感じないまま、ただ失っていくのだ。手術に向かうアイナーを見送るシーンは苦しくて泣けた。
愛するひとのありのままを受け入れることが、自分の愛するひとを殺すことと同義になるなんて誰が想像できるだろう。
リリー目線ではこれまた胸が苦しくなった。自分が認識している自己を周りから認めてもらえず異性を見る目で見られる。自分で認識している性と自分の肉体が逆の造りをしている。この違和感を四六時中抱えて生きるなんて。
自分を色んな形で否定され続けて生きる苦しさは、きっと想像を超える過酷さだ。
トランスジェンダーの苦しみが前よりほんの少しは想像できる。性適合手術は劇中の言葉を借りるなら「あるべき姿に戻す」治療なのだ。
アイナー役の俳優さんの恥じらうような笑顔がとってもチャーミング。だからこそラストが余計に切ない。
ゲルダ役の女優さんも、アイナーがリリーに変わって(代わって)いく過程の戸惑い、苛立ち、捨てきれない愛情がすごく伝わってきて良かった。
それにしてもうまく言えないけど、ゲルダとアイナー/リリーの関係は画家と被写体という客観性が働く関係が介在したことで成り立っていたような気がする。
「ジェンダー」について色んなことを問いかけてくる作品だった。たぶん私が今まで考えてた以上に性の混乱は自己認識、他者の認識の根幹を揺るがせるのだ。確実に。
リリーに焦点を当てたかったな
とっても悲しい終わりで。
予想もしていたけれど、やはりハッピーエンドにならなかった。
夫を受け入れるゲルダに焦点がどうしても当たってしまった。
それは観ているこっちがゲルダよりの立場だからだと思う。
リリーに感情が入れなくて、客観的にしか観れなかったのですが、
性転換を受けに汽車へ乗ってリリーと別れる時
ゲルダとハンスの見送りシーンが印象的。
ゲルダのなかでたくさんの葛藤がある中での見送り。
自分のスカーフをお守りにリリーに渡して
励ますけれど、汽車が発車した後は汽車と真逆の方向へ颯爽と歩き出し
涙を流す。
どんなにゲルダは辛かったろう。と。
それ以上に辛いのが夫のリリーであろう、と思っているのか、その涙はたくさんの色々な意味があったと思いました。
私たちは結婚していたの?
というベッドでのシーンでもそれを考えさせられた。
夫は夫でも、もう夫ではなく、リリー。
リリー本人は、もう以前の私じゃない。
と言い張るが、そんなの周りには通用しない
同じ人間同じヒトであるから、ゲルダはボーッと天井を見ながらも、その夫をどう受け入れて行こうか
考えているように見えた。
まだ理解の少ない世の中で、この映画はとてもいいと思う。
ただ、リリーに対しての同情や悲しみ、というよりも
やはり立場がゲルダよりな為、
どうしてもゲルダに視点がいってしまった。
主人公のリリーの気持ちになれたらよかったが、
夫を受け入れる強い、妻のゲルダに、何度も何度もガンバレ!と言いたくなってしまった。
欲を言えば、主人公のリリーに焦点を当てて映画を観てみたかったが
やはり最終的にはゲルダの芯の強さと、優しさにどうしても素晴らしい!とそこにだけ気持ちが入ってしまったので
そこだけ…
同じリリーのような方にこういう映画はたまらないと思います。私は分からなかった視点もたくさん共感できるのでは。
ただ、同じ共感を得られない私のような人にも
こういう映画を観て、ゲルダのように強く受け入れてあげれたらと思う。
大半の方が、これを観ると、リリーが自己中でワガママだと思われるシーンがたくさんあるのではないかと思った。
そんなシーンも、私の解釈では今まで秘めていた、自分でも気がつかなかったリリーという自分の中の女性の存在を出せて
ようやくさらけ出すことが出来る!
やっと、我慢しなくてすむ!なんていう思いが
そういうゲルダに対しても「受け入れてほしい」「私についてきてほしい」等の
たくさんのワガママと思われるシーンに出たのではないかと思います。
映画は、自分が体験できないことを感情移入できるのが1つの魅力ではないかと思っていますので
リリーへの感情移入がどうしてもできないというのは、私自身も、まだまだ理解ができてない、偏見があるのかな?と
見直させられる映画でした。
リリーの花は今も多くの人の心の中に咲き続ける
世界で初めて男から女へ性転換手術をした実在の画家の伝記ドラマ。
エディ・レッドメインが再び実在の人物を演じ2年連続アカデミー主演男優賞ノミネート、その妻を演じた新鋭アリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞に輝いた話題作。
こういう人とは違う性別の苦悩を持った人物は大抵最初から、自分に違和感があったり、異性より同性に心惹かれるなどの場合がほとんどだが、本作のアイナーは違う。
中盤、幼少時にそんな気質が少なからずあったと告白するが、妻を愛し、SEXもし、ごく普通の男だった。
きっかけは、同じ画家である妻の画のモデルを努めた事。
妻は女性の画を手掛ける事が多く、そのモデルとして度々女性の服を着たり、女性のような仕草をしたり。
時にはサプライズでパーティーに女装して出席したり。
それらがアイナーの中に眠る“女性”を目覚めさせ、いつしかその女性=“リリー”の存在が大きくなっていく…というもの。
変な言い方をすれば、皮肉というか、可笑しな話。
女装していたら、女の子に目覚めちゃいました~!…のだから。
妻の気持ちは複雑だ。殊に本作のゲルダは一層。
夫は昔から内にリリーが居たと言うが、リリーを目覚めさせたのは自分。
自分から夫を奪うリリーを拒絶はするが、嫌いにはなれない。目の前に居るのは夫なのだから。
夫は自分を愛してくれている。
自分も夫を愛している。
が、日に日にリリーとして居る事が多くなり、夫がそこに居るのに、夫に会えない不条理。
夫に会いたい、夫を抱き締めたい、夫を返して!…と“リリー”に不満をぶつけるシーンは胸打った。
夫は夫で苦悩を抱えているが、妻は妻で苦悩を抱えている。
その苦悩を乗り越えるには、受け入れ、理解する事。
よくある“夫を支える妻”に留まらない本作に於けるゲルダの存在は大きい。
元々軟弱そうなエディ・レッドメインだからこそ(失礼!)、本作の役柄はハマった。
女装姿は佐藤かよ級のびっくりするほどの美貌ではないが、仕草も含め、女性の雰囲気を違和感無く魅せる。
そしてやはり、上記の通り、ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。
自立性のある意志の強さ、気丈さ、愛らしさ、苦悩に押し潰されそうな弱さも滲ませる名演。
受賞は納得。(一つ解せないのは、何故に主演じゃなく助演??)
歴史モノ続くトム・フーパーが今作でも美術・衣装・映像・音楽など画になる手腕を披露。
トランスジェンダー、性同一性、性転換…性別の悩みは今も多く、時代が進んでもまだ偏見も。
時代設定の1920年代なら尚更。
全く理解されず、異常な精神状態や病気とされた事は劇中でも。
手術技術もまだまだで、命に関わるもの。
リリーとしての時間は短かった。
儚く散ったが、自分が本当の自分で居られた最高の時。支え、受け入れ、理解してくれた人と。
自分を偽らずありのままでいた先人の勇気と理解者の献身は今も、性別の苦悩を抱えた人たちの支えになるだけじゃなく、世の偏見に疑問を投げかけ続ける。
美脚の人
ゲルダの評伝を読むと、映画とかなり違っている。
事実は映画より奇なり、というか、より複雑だ(ゲルタはリリー存命中に他の人と結婚したりしている)。
当人だけでなく、時代背景もアールデコの退廃などもっと色々あったと思う。
事実と違うからダメとかそんな野暮なことが言いたいんじゃなくて、複雑なゲルダ&リリー&時代背景をよくシンプルにまとめたなあと、感心した。
シンプルにしたからこそ、時代の特異性よりも、普遍的な共感が際立ったような気がする。
追:エディ・レッドメイン、脚がきれいだったなあ。あと、ハンス役マティアス・スーナールツ(プーチンに激似)がむちゃくちゃカッコよかった。
リリーの自己中さに少しイラつきを覚えたものの、トランスジェンダーの...
リリーの自己中さに少しイラつきを覚えたものの、トランスジェンダーの苦悩を赤裸々に描いてあり見応えがありました。
全68件中、21~40件目を表示