「正直な二人の葛藤が切ない」リリーのすべて だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
正直な二人の葛藤が切ない
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真面目な話だろうになんでR−15なんだろう?と思っていました。なるほどと見て思いました。真摯だなぁと思いました。
妻の苦悩の話でもあり、アイナーが、リリーとして生き直す話でもありました。
自分を偽らないことの喜びと、そのことが周りを、この場合は妻を深く傷つける矛盾に苦しむ様子が切なく迫ってきました。
妻には申し訳ないですが、それでいいと思いました。致し方なったと思います。
偽らず自分のやりたいように生きてこそ、誰かを愛し、慈しむことができるとわたしは思っているので。
わたしはヘテロの女を自認しているので、ゲルダの気持ちはよくわかります。
でも、リリーの気持ちもわかるんです。
多分それは女だからだと思います。
女はこの世ではどちらかといえば虐げられる側なので、常にマイナーなので、別のマイナー達にも共感しやすいのだと思います。
個人差はありましょうが。
ベンウィショーも可愛かったです。
いいお話でした。
ワーキングタイトルの製作した映画ははハズレなし、という自分神話更新です。
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