劇場公開日 2015年10月10日

  • 予告編を見る

「テレビ報道を越えるものではなかった」日本と原発 4年後 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0テレビ報道を越えるものではなかった

2015年10月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

目新しさは何もない。映画という形態からスクープ性は求められないとは思うが、テレビが伝え切れていないものを網羅しているとは感じない。
問題が問題なだけに、各メディアかなり情報を網羅しているということなのであろうが、それにしてもあまりにそれらを追随しすぎではないかと感じる。
今まで報道されたものをかき集めて、反原発よりに再編集したものという印象は否めない。
唯一、新垣隆の音楽だけは良かった。音楽だけが映画的だった。絵は、テレビで見てもユーチューブで見ても変わらないものとしか思えなかった。

映画を見ていて半分すぎたかどうかのタイミングで、自分の左隣(空席1個挟んで)に見知らぬ中年男性がドカッと座った。正直、今から見るのかよと怪訝な気持ちになったものの、まぁ個人の自由だしと思いつつ無視を決め込んだのも束の間、しばらくすると左から寝息、マジか!?まぁガーガーではなくスヤスヤだった故、無視可能、ただ寝相は好ましいとはいえず、放り出した足が前の席にバンバン当たるものだからさすがに前の席の紳士がふざけんな的な睨みをきかし、ようやく静寂が回復された。そしてその静寂が破られたのは終劇してから、終わったのだからどんな振る舞いも個人の自由、しかしながらそれは形式的としか思えないアプローズ・・・さすがに何なんだお前はと思ってしまった。
こういう輩がいるからこの映画は駄目なんだと思った。

SH