「竹馬があればいいのにな」ザ・サンド　kossyさんの映画レビュー（感想・評価）

　得体のしれない怪物、しかも姿を現さないというシチュエーションは描き方が難しい。しかも触手はほぼCGなので、何が起こっているのかもわからないといった状況。地肌が砂に触れると触手に襲われ食われてしまう中、車や監視塔に残された6人の男女。果たしてビーチから脱出できるのか！？

　トランクの携帯があるとか救助を待つか脱出するか意見がわかれたり、浮気をしたからどうだとか、緊迫感が伝わってこないのが残念なところ。それぞれの若手俳優はなかなか良かったのに。

　そんな中、光っていたのが黒人のおデブちゃんギルバート。顔には男根の落書きをされ、ゴミ缶の中に入っていて抜け出せない状況。どうやって入ったんだ？などと笑わせるキャラなのだが、よほど飲みすぎて暴れまくったのだろう・・・

　パトロールのおっさんも来てくれたのだけど、ラリってる若者の言葉などには耳を貸さない。そんなことより、靴を履いていれば平気じゃん！誰も靴持ってないんかい！と、緊張の途切れるシーンでもあった。