劇場公開日 2016年10月8日

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「勇気の印といえば時任三郎」グッドモーニングショー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0勇気の印といえば時任三郎

2021年5月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

映画館では2016年11月3日地元のイオンシネマにて鑑賞
それ以来2度目の鑑賞

『踊る大捜査線』の脚本家君塚良一監督作品
彼の監督作品は『誰も守ってくれない』も傑作
君塚良一オリジナル作品
豪華なキャスト陣
邦画大好き人間としては映画館で観るしかなかった

舞台は生のワイドショー
舞台裏のドタバタぶりが面白い
立て篭もり事件の緊迫感も良い

中井貴一と長澤まさみのやりとりが面白い

コメディー映画としては及第点
君塚良一だからといってあまり期待せず軽い気持ちで観てほしい
どうせ今は安価で鑑賞できるし西村博之の動画で時間潰しするより有意義といえる

たしかに濱田岳の演技はずば抜けて良かったがそれ以外は大根ってことはない
もし本当に大根だとしたら出汁がよく染みた老舗の美味しいおでんの大根だろう
糖分を取れば落ち着くらしいからカフェオレか甘めのソフトドリンクをちびちび飲みながら観るといいかもしれない

玉川徹や坂上忍が猟銃を向けられてあんなに喋られると思えない
想像するだけでそっちのほうが面白いけど

匿名の民の声に重要な判断を委ねるのはハイリスク
チャーチルが言ってたと思うが他よりはマシなだけであって民主主義を過信してはいけない

主人公が過去の中継で顔に泥を塗るのだがその真相に関してはちょっと陳腐
物足りなくてがっかりした
君塚良一レベルなら熟考がかなり足りない
だからこそ濱田岳の芝居に救われた
濱田岳がMVP

あと劇中のワイドショーだがエンディングのスタッフロールはや!

野川新栄