「ただし、イケメンに限るの究極形」オオカミ少女と黒王子 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ただし、イケメンに限るの究極形
いつからだろうか。ずーっと前に冒頭10分だけ見て、クソつまんないと思ってほっといた本作。山崎賢人ブームが再来した今、この映画を見らずに彼を語るのはご法度だろうと思い、長年の月日を経て鑑賞再開。見た感想としては、思ったよりも全然面白かったなと笑 序盤だけで映画を判断するのもご法度ですね。
ま〜、ここまでいい役者揃えたらそれなりに面白くなりますわな。女子軍団には池田エライザと玉城ティナが居るんですから。おふたりともクソうぜえキャラを熱演しておりました。自論ですけど、悪役を見事に演じれる役者こそホンモノの役者だと思うんですよ。山崎賢人も今回は毒100パーセントで役者としての底力を見せつけられました。
山崎賢人演じる黒王子がまじクソすぎ。山崎賢人は素晴らしいけど、キャラクター自体に問題大あり。あまりにも酷いし、可愛げ無いし、好きになる要素ないし、垣間見える優しさはあるけれども、感情が読み取れず訳分からない。あんた今更何言ってんのじゃ。彼女に甘えすぎやで、それは。
同様にイミフなのは鈴木伸之演じる金髪野郎。なんなんですか、君。これ、必要でしたか?効果ありましたか?早く退場してくれたら良かったのに、無駄に付きまとってただの害役。必要ない、必要ない!
一方で、あまりにも優しすぎる吉沢亮演じる草壁。2人とは大違いで、性格の良さに惚れてまいました。好きな人の喜ぶ姿が見たいだって??なんて良い奴なんだ!!!自分よりも好きな人。きゃあああ!!めちゃくちゃ優しいじゃん!!!1人でわーきゃー言っちゃいました笑
二階堂ふみの演技は所々で違和感が感じられるものの、全体を通してみればハマり役で素晴らしかった。話自体にそこまでの魅力は無いが、二階堂ふみの不器用さが見ていて楽しく、2時間割と飽きさせない映画でした。ま、ヒロイン失格にはとても勝てないですけど!