劇場公開日 2024年7月20日

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タレンタイム 優しい歌のレビュー・感想・評価

全38件中、1~20件目を表示

4.0まさに語り継がれるべき映画

2024年7月23日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

幸せ

 鑑賞後にじわじわと心に残り続ける、まさに語り継がれるべき映画です。2009年7月25日、本作発表後に51歳という若さで急逝したヤスミ・アフマドン監督の早すぎる死が、映画史的にも大きな損失となったことを刻印するような作品。

 英語、マレー語、タミル語、中国語、広東語など複数の言語が飛び交い、様々な人々が混在する世界を肯定して、民族や宗教の壁を軽やかに越える世界を描いているのがヤスミン作品の特徴です。

 本作のドラマが心に残るもうひとつの魅力は音楽。ドビッシューの「月の光」が印象的に使用され、インド映画の曲も流れますが、マレーシアの人気アーティストであるピート・テオが作曲した「I Go」と「Angel」、「Just One Boy」は一度聴いたら耳から離れないほど心に沁みます。

 ヤスミン作品は人への愛と寛容、思いやる優しさに溢れており、混在する世界の現実を見つめながら、ユーモアを忘れないその世界とつながってみて欲しい。

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和田隆

5.0マレーシアの学校や、取り巻く人々の物語。 多民族の土地柄が、とても...

2024年9月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

マレーシアの学校や、取り巻く人々の物語。
多民族の土地柄が、とても特徴的な。
家族や友人の会話でも、3~4つの言語が一度に飛び交い。
本人と他人が違うのが当たり前だったり、
受容がほっこり暖かい、沁み入る作品でした。

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woodstock

5.0はぁ~もう一回すぐに観たい✨

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

超映研6期の課題図書、2作目観ました💜

ふぁ〜〜〜
久々にきた、感じたことや書きたいことの考えがまとめられない素晴らしいやつ。

文化と宗教と笑顔と感謝と愛する気持ち。
それが目いっぱいに詰まった映画。
でもギュウギュウしてなくて、とにかく優しい。
病み上がりの時に食べて心と身体に沁み入るお粥みたいな映画。

ちゃんと考えをまとめて書きたい気持ちと、下手なこと書かずに観た人に自由に感じてもらいたい気持ちのどちらもあって。
だからコレでやめとく。
パンフ、ラスイチ手に入れました✌
とりあえず円盤探して買います✨
買ったらすぐにモー1回観る🍀

【涙活報告】
泣けた!泣けたよ!ココ最近で一番泣けた!

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らまんば

3.5歌は祈り

2024年9月17日
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鑑賞方法:VOD

文化・宗教が異なるということがいかに人を狭量にさせるか。それぞれの人間が乗り越えてきたものがあり、その“乗り越える力”を次の世代に授けようとする物語。

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ouosou

3.5冒頭テロップでやや嫌な予感。 マレーシア🇲🇾って多民族国家なんです...

2024年9月14日
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鑑賞方法:VOD

冒頭テロップでやや嫌な予感。
マレーシア🇲🇾って多民族国家なんですね。当然のごとく出てくる宗教問題。宗教の呪縛からいかに脱出できるかが、今後の人類の課題といっても過言ではない。
本作の素晴らしさはそこに重点はあるものの、その他の問題も絡めて描いていること。そしてその解決のヒントとして優しい歌があるのだ。
この音楽がほんとうに優しくて良い。本作が名作と言われるのもこの音楽あればこそ。
私的にはマレーシアにあまり良いイメージが持てなかったのが残念。家族がうるさい(笑笑)

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はむひろみ

4.5タレンタイム

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館

劇場でやっと観られた

謎の「タレンタイム」に向かって繰り広げられるマレーシア産群像劇

所々小ネタが入るのだが、ギャグなのかそうでないのか!?(多分ギャグ)

タレンタイムについて特に説明はないのだが、観ているうちに何となくはわかる

お国柄なのか、宗教上なのか、出演者が(特に高校生徒)ピュアで観ているオジサンでもキュンとくる

ロバート・アルトマンの「ナッシュビル」を観ているような群像劇だが、あそこまで悪意はあるはずもない オワリ

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うんこたれぞう

3.5おっさん

2024年9月1日
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屁をこくぐらいで、影薄いな。母、姉、叔母、先生と多様な社会でそれぞれが繊細に織りなす。切りとった日常で色と色が引かれ離れて、複雑に混じり合う中で、美しい瞬間が描き出される。ギターと二胡の共演。

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Kj

4.0他国の映画見てると、 『ここでどうしてそう思うの?』とか、 『ああ...

2024年8月2日
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他国の映画見てると、
『ここでどうしてそう思うの?』とか、
『ああ言われたからってどうしてそんな態度なの?』とか、
心の動きが予想外のことが多々ある
特にアジア系でそう思うのは、より近いはずだと思い込んでるから?

今回もそんなシーンが少なくなかったけど、
どんどん挽回していって、
ラストの歌のシーンではもうただただ号泣してた

終わってみると、すっごく良かった
マレーシアらしさもよく出てるし

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jung

4.5多国籍な人種の中の純愛

2024年8月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

萌える

日本の中にいては、なかなか感得できない多国籍な人種のなかのマレーシア映画

ずっと観たかったけれど、今回やっと鑑賞
宗教の壁が恋愛にも影を落とし、また階級の中でいかに自己を完結できるかとても真摯に作られている。

残念ながら夭折された感得の最後の長編といわれるこの作品
とても心が震えた必見

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ソルト

4.0愛(恋愛含む)が沢山あった❗

2024年7月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

親に対する愛、子供たちに対する愛、異なる宗教同士の愛等々 時代背景に関係なく愛は変わらないモンなんだと…この監督の他の作品も観たくなった‼️

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ろくさん

4.5誠実さとユーモアを忘れない映画。

2024年7月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

多民族国家マレーシアで軋轢を繰り返しながらも日々を暮らす人々の群像劇。
マレー人(でも祖母はイギリス人)でムスリムの女の子とインド人でヒンドゥー教徒の男の子のラブストーリーを中心に多種多様な民族、宗教、文化を持った登場人物が織り成すお話しが同時進行で語られて行きます。
勿論、他の民族に対する偏見や差別等の問題は描かれますが、この監督さんの性格なのかあくまでもユーモアを忘れないある種爽やかで軽快な描かれ方が続きました。
タレンタイム舞台での演奏シーン!マレー系の男の子(上記の男の子では無い)が欧米系のポップスを歌い、そのバックに中国の楽器である二胡の演奏が加わるシーンの素晴らしさに泣きました、この映画を作った人達の希望のシーンです、このシーンを綺麗事だと切り捨てられ無い自分の感性にホッとしました。
ラストシーンもこれは本当に素晴らしい!解決なんてしないよ~だってまだこのお話しは続いているのだから、あなたが語ってくださいなとこの映画が遺作となった監督が言っているようでした。これが最高でなくてなにが最高だよって感じ。
観て良かった。

このレヴュー映画館からの帰りの電車で書いていたのだけど、今乗車してきた中国人まぢでうるさいな~全く中国人ってやつらは………さてさて多民族国家日本はこれからどうなりますかね?

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春

2.0ちゃんと終わりきれていない。

2024年7月4日
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非支持。
幾ら何でも正調過ぎ。
物語進行の装置たる家族、貧富、病い、死、男女。
こういうのを無理に面白がる必要なし。
ちゃんと終わりきれていないし。
アマプラ初見。

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きねまっきい

3.5聴覚言語障害者との恋

2023年1月10日
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鑑賞方法:VOD

パメラチョン扮する高校生ムルーハリスは、ピアノの弾き語りでタレンタイムに出る事になったので、マヘシュジュガルキショー扮する聴覚言語障害者のマヘシュにバイクで送ってもらう事になった。ムルーはマヘシュの障害を知らずものも言わない無礼なやつと思っていた。

レビューの評価が高かったので観てみたが、ムルーが聴覚言語障害者に同情してか、知ったとたんに恋に落ちるのはちょっと唐突過ぎるが、まあ素直に受け取ったとしても相当な覚悟が必要だね。家族を含めて周りの人たちの理解も必要だ。

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重

5.0友情 家族

2022年12月27日
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他民族(マレー系・インド系・中華系)国家。
良い映画です。

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jiemom

4.5泣けた

2022年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

家族兄弟愛

友情

恋愛

青春

挫折



宗教

差別

沢山のテーマが
盛り込まれてる

泣けた〜(涙)

ヤスミン監督の
ご冥福をお祈りいたします🙏🏼

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H1DE!

5.0元の国がレアでどう判断するか難しい…。

2022年8月7日
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今年233本目(合計509本目/今月(2022年8月度)9本目)。
追悼上映ということで急遽決まったようです。

韓国・中国・台湾などを多く扱うシネマートですが、マレーシアは初めてではなかったかな…と思います(タイ、インドは見たことがあります)。

ストーリーは意外にもわかりやすく「タレンタイム」(音楽コンサートのこと。あえて訳せば「talent timeで「才能の時間」が正しい模様)に参加する高校で、各楽器などに選ばれた生徒(学生)たちのコミュニケーションを描く映画、というところになりますでしょうか。

この映画自体、シネマートでは追悼上映で今日ですが、ここにあるように劇場公開日は2017年であるのに、さらに映画自体は2009年であるようです。そのため、学校にはいろいろな方がいるところ(ハンディキャップを持った方など)、そうした方に対する対応が「若干」不親切かな…とは思いつつも、今から13年も前の、それも日本ではない発展途上国のことをいっても仕方がないですし…。

マレーシアは多民族・他宗教の国で、それを前提にするような内容も出ます。むしろこのような国にある一つの高校でチャレンジした(フィクションではありますが)こと、それ自体に見る価値があるのではないか…というところです。

なお、妙に変な方向にいったり、出てはきてもストーリーに一切関係しない人も結構多いです。日本やアメリカなどの映画を見ていればある程度の「相場観」「採点相場観」はつきますが、この映画はあまり…というかほとんど見たことがないマレーシアで、「そういう趣旨になるほうが好まれるんだ」という考え方があるかもしれません。ここはよくわかりません(ちょうど、インド映画で3時間を超えてダンスシーンが当たり前だというように)。

若干、「2022年の人権感覚から考えると危うい」点は感じましたが、もとは2009年の「他国の」映画でリバイバル追悼上映であるということも考えれば、それも鑑みて減点なしにしていますう。

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yukispica

4.5音楽大会

2022年6月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

音楽大会が開かれるようになった高校で、選ばれたのはピアノが上手な女子、二胡の得意な男子、ギターで自作の歌を歌う男子など。
この3人に起きる出来事が、マレーシアの現状を象徴しており、悲鳴のように聞こえる。
音楽はどれも最高だ。

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いやよセブン

3.5パリス・ヒルトンの職業はいったい何なんだ?

2020年8月19日
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鑑賞方法:映画館

 『細い目』と連続で観たのですが、民族の多様性はさらに広がりを見せ、北京語、英語、マレー語、タミル語の四か国語に手話も加わっていて、頭が混乱する。中でも、2人で会話するときにタミル語対英語だったりとか、バイリンガルが凄すぎるのです。

 群像劇風に描かれる中、中心となっていたのがピアノの弾き語りをするムルー。彼女の一家でさえ、祖母がイギリス人だったり、中国人もいたりと多種多様。どんな繋がりなのかさっぱりわからなかった。スキンヘッドのお父さんは『細い目』のお父さんと同じ。軽めのギャグをかましているのに、それほど笑えない。

 学校の先生たちも結構コミカルに描かれていて、屁をこいてばかりの先生や、ゲイじゃないかと驚いて隠れる先生もいるし、楽しい学校だと感じる。人種差別なんて全くないし、宗教色にしてもムスリムの礼拝が描かれている程度。

 聴覚障碍者との恋や成績の1、2位を競うカーホウとハフィズがメインとなり、親族の不幸から立ち直りを見せる高校生たちの一面がとても爽やか。それほど泣ける作品でもないかな~などと思っていたら、最後のワンショットでウルっときた。この作品が遺作となってしまったヤスミン・アフマド監督。もっと色んな作品を撮ってもらいたかった・・・

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kossy

3.5優しい

2020年7月31日
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鑑賞方法:映画館

多民族国家マレーシアでの家族、病気、異宗教などを含んだ愛を感じる作品。

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りあの

4.0監督の優しさが見事に投射されている

2020年2月12日
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多民族国家はつくづくバランスを保つのが難しいと思う。その関係の中で子供たちのどう生きるか。正解はないけど、ヒントとなる一掬いがどこかにある映画だった。

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さち