「意気込みは買う」ザ・ファントム Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
意気込みは買う
カザフスタン製のSFアクション。「ターミネーター3」のT-Xでお馴染みのクリスタナ・ローケン主演。久しく姿を見ていなかったが、こんなマイナーな作品に出ているとは。これはキャスパー・ヴァン・ディーンらと同じ道を歩んでいるのか。
そんな事はさておき、初のカザフスタン製作の作品。予算不足は最初から分かっていた為、映像には特に期待していなかったが、全体的に見ても完成度は高い方では無いだろう。列車と車の正面衝突など、予想以上のアクションを披露してくれたのは好感触なのだが、陳腐なストーリーに入り込めないのが正直な所だ。
ストーリーはテレビドラマ等で一度は観たことのある内容であり、カザフスタンではもしかしたら斬新な設定かも知れないが、特に我々(数多くの映画を観てきた人は特に)には目新しさは微塵も感じることが出来ないだろう。これでよく劇場公開されたと思ったものだが、カザフスタンの作品を日本の映画館で鑑賞できるというのが新鮮なのだ。
近年は配信サービスを通して様々な国の映画を鑑賞できるものだが、こういう体験も良いのかも知れない。
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