「俺ちゃん最高!」デッドプール はりぞーさんの映画レビュー(感想・評価)
俺ちゃん最高!
そもそもデッドプールというキャラクターが好きだから実写映画化した時点で☆5確定なのだが、
この映画はエンターテイメントとして非常に良くできているといえる
アベンジャーズやバットマンvsスーパーマンなど飽和状態であるアメコミ映画に対し、ヒーロー映画一作目の宿命といえるヒーロー誕生エピソードをある特殊な技法で描くことで見事に顔面パンチをお見舞いしているのである。
肝心なアクションシーンも良くできているし、なんと言っても敵を殺しながらし飛び出すブラックユーモアの数々には腹を抱えて笑わせてもらった。
(おそらく劇場であんなに笑ったのははじめて)
そして、ヒロインであるバネッサを演じたモリーナ・バッカリンの艶やかさにも驚かされた。
海外ドラマのゴッサムでトンプキンス医師役として出演していたことで気になり始めた人だったが、今回役柄は決して頭の良さそうな女性ではないと言うことで少し不安があった。
なぜなら、上品な顔立ちなため、知的なキャラクターの方が合うと思っていたからだ。実際、ゴッサムのトンプキンス医師も検視官として非常に優秀で人間もできている完璧美人として描かれている。
ところが、そんな不安をモリーナはスクリーン上で見事に払拭してくれた。
彼女の演じたバネッサは育ちも悪けりゃ頭も悪そう、だが、エロくてかわいいデッドプールを一途に愛する最高の女!!という感じだった。最高!!
また、エンドロールが終わるまでは席を立たないことをお薦めする。この映画において最も重要と言っても過言ではないあるシーンが放映される。まさに、そうそうこれこれ!これを見るために映画館に来たんだ!と言えるシーンだろう。
まとめると、とにかく頭を空っぽにして楽しめるアクションギャグロマンスと言ったところか、昨今のアメコミヒーロー旋風に新たな風を吹かせるであろう大作?を気になっている人には強くお薦めする。