ねぼけのレビュー・感想・評価
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人間臭い
落語映画とは少し違うと思いました。
自分にとって一番大切な人、事は何かというのを、落語を通して気づかせてくれる映画です。
わたしは落語ファンなので、この映画を見に行きましたが、自分のダメダメなところ、どうしていいかわからないもどかしいところ、弱いところ、自分でもわかっているのに見ようとせずにしているところ。
わかってはいるんだけど、修正できないんだよね。
落語の世界は師弟関係がきっちりとあるので、表現しやすかったのかもしれない。
師匠が、言葉ではなく高座でそれを教えてくれる。
なんとも暖かく幸せな事だと思う。
その高座のシーンでは、男女関係なく、職業も年齢も何も関係なく、泣けない人はいないんじゃないかな。
自然と涙が溢れてきて、何か自分の弱いところを、露わにされるような。
入船亭扇遊師匠の演技なのか?高座はいつもこんな感じに受け止められるけど、ここまで自分の弱さを気づかせてくれることってなかなかなかったなあ。
主人公のダメダメぷりは半端ないけど、このシーンですべて救われたなあ。
ほんとにいい映画。
たくさんの人に見ていただきたい映画です。
配給会社つかなくてクラウドファンディングで作った映画だそうです。
泣ける落語(映画)
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