ストレイト・アウタ・コンプトンのレビュー・感想・評価
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愛でいっぱいのアンソロジー
コンプトンの少年たちが織りなす
痛快で切ない青春映画
皆、性根は優しくて 仲間思いで、
生き残ることに精一杯な少年
経年しても、
性根は不変
再結成へ向かう途上に
起こる
イージーEの訃報
切ない
伝記映画
伝記映画として充分楽しめました。
ヒップホップを知らなくても全く問題なく楽しめます。
アイスキューブがこんな人だったのかと思って感心にふけってた時に、ふとアナコンダに出演してたことを思い出しました
知らないことばかり
当方、ロックはよく聞く方だが、ヒップホップは疎い…
そもそも、easy Eやn.w.aなど全く知らなかった。それでも面白かった…とても。
役者がどれも上手でカッコいい、配役にもこだわり抜いていた様だ。
(パンフによれば、アイスキューブの息子が、父親を演じている)
この映画を見て、ヒップホップ系の音楽をもっと聞きたいと思った映画だった。
(特にDr.ドレーのクロニクルというアルバムを聴いてみたい)
侮るなかれ、これは、史実を刻んだ名作だ!
ブルースやパンクなどの
新しい音楽が生まれたのは、
虐げられてきた人々の叫びから。
そして同じく、
80年代のRAPミュージックもですね。
何となくしか知らなかった、
そんな歴史の1ページを目撃できる映画です。
伝説のヒップホップグループN.W.A.の、
結成からのサクセス、解散とその後を、
ドラマティックに描いていきます。
タイトルは彼らのデビューアルバム、
Straight Outta Compton。
コンプトンとは、
カリフォルニア州の貧困犯罪都市。
そこで生まれた幼馴染みで、
1986年に結成された伝説のグループです。
フロントマンEasy-Eは麻薬の売人だったけど、
後のメンバーは普通の大学生。
そんなリアリティも、実話ならでは。
彼らから超過激な
ギャングスタラップが生まれた背景は、
LA警官などの横暴な黒人差別。
けど暴力ではなく、
オンガクでリベンジしたのが、
レジェンドなんですね。
その危険すぎるムーブメントは、
瞬く間に全米を支配し、
FBIのリストにも乗るハメに。
興奮に包まれた80sの躍動感が、
ビシビシと響いてきます。
彼らの全てはリアル。
RAPに乗せたリリックも、
生きざまも、女好きも、
裏切りも友情も。
そしてライバルとかをディスりあう、
大人気ないとこも(笑)
そこは微笑ましかったけどね。
80sのLA文化のディテールも、
しっかり描かれていて、
現在の日本の若者が着てる
HIPHOPファッションの原型が見れますよ。
チカーノから発祥したローライダーも、
見応えがあります。
1964年シボレーインパラを
カスタムすることが、
ステイタスだったのは面白いですね。
アイスキューブは
アカデミー映画
「ボーイズ’ン・ザ・フッド」で、
知ったラッパーです。
彼は俳優でも大成功したけど、
今作では息子さんが演じていて、
ホントにそっくり!
RAPも筋金入りです。
他の演者も、
存在感があって良かった。
本人たちは知らないけど、
きっと似てるんでしょうね。
フツフツと溜め込んだ
フラストレーションを爆発させ、
成功を掴んでいく様に
爽快感を感じる2時間。
RAPがわからなくても、
グッドフェローズみたいな、
どん底の友情もので、
物語としても十分楽しめます。
何より近年に起こった革命が、
史実としてていねいに描かれた名作でした。
これこそ大音量の劇場で観るべきかなぁ。
もっと拡大上映すればいいのに、
あぁ、もったいない!
ストーリーに引き込まれる
このあたりの音楽については詳しくないけど、映画として非常に面白いし、アメリカ社会がよくわかる。ミュージシャンとして彼らが成したことの大きさと、一般の黒人の当時の文化や考え方を知ることができた。あんなに体制に反発していても、同性愛者を極度に毛嫌いしたり、人気バスケットボールチームのユニフォームを着ていたり(それがおしゃれだったけどー)、冷静に考えると矛盾してるんだけど。でもカッコよかった。
それがあっての今なんだな。
2時間以上あるけど長く感じない。
意外に爽やかなサクセスストーリー
ドクター・ドレーと言えば、Appleにbeatsを30億ドルで売却したってのが最近のビッグニュースですが、ラップの世界でも偉大なイノベーターだったんだなってことがこの映画見て分かりました。
N.W.A.(Niggaz Wit Attitudeの略だったんですね!)の創設メンバーは、投資家(社長)がイージー・Eで、コピーライター(詩人)がアイス・キューブ、で、プロデューサーがドクター・ドレーという役割分担。そんな彼らが、全米でもっとも犯罪の多い町コンプトンの地元クラブで成功し、レコードが売れ、全米を席巻していく様子が臨場感たっぷりに描かれます。
登場人物がみんな銃持ってるし、何しろ殺人事件が多いので有名なコンプトンなので、映画でももっとたくさん人が死ぬのかと身構えていましたが、暴力的なシーンは思ったほどではありませんでした。意外に爽やかなwサクセスストーリーという印象。劇中に鳴り響くドープなラップの数々は大変素晴らしいですよ。
私が一番印象に残ったのは、N.W.A.のマネージャー、ジェリーがアイス・キューブにキレるシーンですね。「ユダヤ人をバカにするのか! JDLに言ってやるからな!」って。このJDLってのが気になったので、家に帰ってから調べたらJewish Defense Leagueといって、ユダヤ防衛同盟というユダヤ人の極右組織のことでした。おーコワ。
作りとしては目新しさはないが熱い作品
ストーリー展開としてはよくある作りなんだけれども、やはり描かれている題材が新鮮だし強烈である。
この作品の魅力はすなわち彼らの楽曲群の魅力であるし、またそれらが時代の空気を動かしてきたという事実をしっかり伝えているところだろう。影響力の功罪はともかくとして。
既存の価値観や業界の仕組み、公権力による差別に対して言葉と音楽で立ち向かっていた彼らがその後のシーンを一変させていったことの意味を考えさせてくれる良作だった。
出会い、別れ、再会
ジャージーボーイズもそうなのですが一生同じ方向を向いて一緒にやることはできない、それぞれの思いや周りの思惑などが絡んでの別れには寂しくなる。
デトロイトの事件には、やっちまいなー!と思っていました(笑)
ラップには最後まで馴染めないのがわかったこと客層がいつもと少し違うのが映画体験としてよかったかなと。
チョー楽しい映画
わりと適当にグループを結成して、すぐに売れていく感じがチョー楽しい。爽やかな青春映画として観てもいいし、80年代終わりから90年代初頭のアメリカについて、ヒップホップを通して伝えるものとして観てもいい。
N.W.Aを全然知らなかったけど、めちゃめちゃカッコいいと思った。アルバムが廉価で復刻されるらしいので、買ってみよう。ただ、スヌープ・ドッグとか、2パックとか、エミネムとかの世代は少し知っているので、彼らがみなN.W.Aのメンバーにプロデュースされたってところは興奮した。詳しい人は前提知識としてあるんだろうけど。
とりあえず、「F*** the POLICE」はクソサイコーでした。
【追記】隣に高校生くらいのB-boyが座ってた。
良かった!
名もなき若者がそのエネルギーを爆発させスターダムにのしあがるが、カネのため仲間割れという、よくある栄枯盛衰を描くストーリーだが、テンポよく、キャラもたっていてグイグイ引き込まれた。字幕監修も良かったのでは。N.W.A.聴いてみよう。
ICE CUBE
ドレーとアイスキューブの事は知っていたけど、N.W.Aの事は知らなかったです。
人種差別を受けた事がなく、日本で平和に暮らしている自分にとっては、黒人だと言うだけで敵意を向けられ、立っているだけで連行されるなんて事は理解不能。
だからこその、言葉が生まれ、音に乗って色んな人に届くのだなぁと思った。
イージー・Eが最初にラップをやってみて、メンバーに下手だと言われているシーンで、本当にクソ下手で、場内から笑い声が漏れてたのも印象に残ってます。
ラップって本当に難しいと思う。
後は、さすが息子だけあってアイスキューブが本当に似ていた。
演技もうまかったし、お父さんより格好良かった。
スヌープ・ドッグも2PACも後半に出てきて、その後のHip-hopの歴史がわかる様な映画があれば、観たいと感じました。
made in compton.
縦ノリなヒップホップを生み出したNWAのサクセスストーリー。
コンプトンのドラッグディーラーから、シーンの最重要人物に。
結成の秘密、差別との戦い、仲間との決裂、様々なシーンを最高のトラックが包み込む。
2パックやスヌープ、シュグナイトも出てきて後の東西闘争の発端となってしまう理由が何となく垣間見えた気がした。
車が買えずバスで通う日々、クリップスやブラッズ、日々のスラングな会話、リアルなアメリカをまざまざと観ることができた。
ここ最近で最高の音楽要素満載の映画。
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