セトウツミのレビュー・感想・評価
全215件中、41~60件目を表示
これくらい自然に一生モノを手に入れたい
同じ景色をただ並んで、飽きることなく見ていられる、手のひらの中の画面だけではなく、隣で、ただただ、ダラダラと、まったりと、くだらなく、キラキラとした、2度と手に入れられないような、貴重な時間を無駄にしたい。
これはこれ、それはそれ、こういうのはどうやっても面白くなるものです。
じわじわくる
脱力できる癒しの空間
ストーリーは、川辺で高校生2人がただダベってるだけの作品で、盛り上がりもクソもない作品ですが、池松壮亮さんと菅田将暉さんが作り出す雰囲気が作品とマッチして、極上の癒し空間を演出してくれる作品でした。2人とも20代前半の若手俳優とは思えない味のある演技で、絶妙にシュールな空間を作り上げてた。「間」というか、呼吸というか、無言、無動作の「間」の使い方が絶妙でした。これは、俳優2人だけじゃなく脚本、演出が見事なのもありますよね。
池松さん、夜の花火のシーンで、「夏休みが終わらへんかったらなぁ」「・・・それは無理やな。」のところ、素で笑っちゃってるように見えましたね(笑)2人とも、楽しんで演じてた感が出ててなんか微笑ましかったです♪
原作は、映画見たあとにちょこっと読んだけど、個人的に原作よりも映画の方がよりシュール空間が完成してて断然おもしろかった。この作品の大きな魅力の1つの「間」の取り方とかはマンガではなかなか伝わって来ないですね。。原作≪映像化作品という稀なパターンでした。そして、劇場の大スクリーンじゃなくても大丈夫です(笑)
意外と面白い!
平和...素敵...
これは!!
殆ど動きが無い
総合:60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
何の前振りもなく、河原でただ高校生2人が話すだけ。その話自体を聞き、またその話の中から2人の関係と過去ならびに周囲の人々のことがわかってくる。彼らは何者なのか、なぜここでいつも話をしているのか、彼らの置かれている状況はどうなのか。舞台劇の映画化のようでそれとはまた違う非常に変わり種の映画だが、長くもないので飽きるまではいかなかった。タンゴが意外に作品の雰囲気に合っていた。
だが2人の性格と関係が明らかになっていく部分に面白みはあるとはいうものの、物語の動きも進展も少なくその部分での楽しめるものではない。登場人物も高校生というには実年齢が老けすぎていて高校生に見えない。こういう作品は実年齢に近い俳優を使わないと、高校生らしい危うさや心の動揺が伝わらない。
この菅田将暉 デスノートのリュークにめっちゃ似てんねんけど、分かる...
ダラダラしてるけどグダグダではない
漫画原作ってのは知ってたけど未読。
面白い。
池松壮亮と菅田将暉の魅力で見せちゃう感じ。映画というより短編集みたいな作りだけど。
関西弁の会話劇。話してる中でのボケとツッコミ。独特の間。
青春ってこういうダベってたり何もしないっていう時間でもあるんだよなあ、っていうのを思い出させてくれた。そこだけでも見た価値ありでした。
セトとウツミの関係性に憧れた
セトはスポーツマンで誰とでも仲良くなれそうな感じ、頭は良くない。ウツミは頭はいいけどネクラで友達がいない感じ。
私はウツミのような性格の人に憧れを持つことが多く、ウツミのような人と仲良くなりたいと思って生きている。ウツミの周りの人よりも少し上を生きているようなところ、行動と思考が常に共存しているところ、ちゃんと思いやりがあるところに惹かれる。しかし、私はセトのようにウツミのような人から好かれることは腐れ縁以外であまりない。つまり、樫村さん的な位置によくいることになる。ウツミのような人に憧れるが、私がなりたいのはセトのような人であることに気づいた。
セトは何も考えてないバカようで生きてきた上で身についた思考や行動がウツミの心を惹きつけたのだ。本編では「塾までの暇な時間を潰したい僕と部活を辞めてすることがないセトの利害関係が一致していたから仲良くしている」とウツミはセトと仲良くする理由について語っていたが、それ以上にお互いがお互いを必要としていたように感じた。
単純でさらっと見れる映画ながら結構おもしろく、後味も良い作品。
全215件中、41~60件目を表示