「ゆるやかにのんびりと、でもメリハリのある映画」セトウツミ しぃ(・ω・)さんの映画レビュー(感想・評価)
ゆるやかにのんびりと、でもメリハリのある映画
さくっとあらすじだけ読んで「よし、見よう!」と即決して見た映画でした。邦画をレンタルしたのは久しぶりでした。
色んな意味で意表を突かれた映画でした。すごく面白かったです(笑)
映画全体も彼らの会話1つとっても起承転結があって、メリハリがあって、なのに全体を通して見ればだる~い、ゆる~い、どこにでもいそうな高校生の会話で、不思議な映画でした。
菅田くんと池松くんの会話はテンポが良くてナチュラルな会話で聞いていて心地よかったです。
あと、男子高校生の日常会話ってこんな感じなのかな?ってところがとても新鮮でした(笑)
女子高生が河原やら店やら公園やらであんな感じで取るに足らない話を永遠にくっちゃべってるのはよく見るし、自分もそうだったけど(笑)男の子もそうなんですか?(笑)
何か強いメッセージ性があるとか抜群に洒落てるとか、尖ったところは全然ないのだけれど、何となくクセになる映画でした。
もう戻りたくても戻れないたった3年間を、過ぎ去ってみればあっという間だった3年間を、当の本人たちは暇や暇やとただ喋るためだけに浪費する。
部活に勉強に打ち込む“リア充”な青春だけがすべてじゃない。ただただ浪費していた無駄なあの時間さえも青春だったなあと思える心地良い映画だなと思いました。
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