劇場公開日 2016年1月16日

  • 予告編を見る

「子どもの父、母、その再婚相手、誘拐犯の妻、その妻をサポートする弁護士、子供の保護施設の所長、家族会の会長、 それぞれの立場に愛憎や葛藤があって、 見ていてつらい瞬間がある。」最愛の子 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0子どもの父、母、その再婚相手、誘拐犯の妻、その妻をサポートする弁護士、子供の保護施設の所長、家族会の会長、 それぞれの立場に愛憎や葛藤があって、 見ていてつらい瞬間がある。

2022年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

動画配信で映画「最愛の子」を見た。

劇場公開日:2016年1月16日

2014年製作/130分/G/中国・香港合作
原題:親愛的 Dearest
配給:ハピネット、ビターズ・エンド

黄渤
郝蕾
趙薇
張毅
張雨綺
佟大為
張国強
黄建新
余皚磊
陳可辛監督

2007年、4歳の時に広東省深圳市で人身売買組織に誘拐され山東省で保護された孫卓と、懸賞金を出して探し続け、2021年、18歳に成長した息子と再会を果たした父・孫海洋の実話を基にしている。

黄渤と郝蕾の元夫婦は、少しの時間目を離した間に、
3歳の息子を誘拐されてしまった。

子どもを誘拐された父兄の家族会にも入会し、
父は息子を探し続けたが見つからない。

3年が過ぎたある日、情報を元に訪れた村に息子がいた。

やっと取り戻した我が子だが、
父のことも母のことも覚えていない。

誘拐犯はすでに病気で他界。
その残された妻は、保護された子どもを取り戻そうと奔走する。

子どもの父、母、その再婚相手、誘拐犯の妻、その妻をサポートする弁護士、子供の保護施設の所長、家族会の会長、

それぞれの立場に愛憎や葛藤があって、
見ていてつらい瞬間がある。

また胸が熱くなり、涙する場面もある。

誘拐犯の妻を演じたのが趙薇だということは映画を見終わってから知った。

大物監督(陳可辛)が撮った風格がある。
これはとてもいい物語だった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック