「結局は、水がないサバイバルの話、」インベージョン・デイ 合衆国陥落の日 けいさんの映画レビュー(感想・評価)
結局は、水がないサバイバルの話、
「サイバーテロ」が起きて、なぜか食料やら水がなくなるという展開になり、質素に生活しようとする家族、しかし奥さんは卑屈というか暗い顔になり子供はダダばかりこねて、暴動も起きたり、荒れるだけのそんな流れにイラっとしたり、なんとももうちょっと協力し合うとか前向きになれんのか、なんても感じた(笑)
それくらい延々と見ててしんどい話ばかりだった。
あと、奥さんがもうちょっとキレイな人だったらなあ。(笑)
それで娘の恩人まで追い出したり、街も荒れて保安官も荒れて(笑)、ヤケになって混沌とする様は、見ててうんざりもするかんじだった。
追い込まれて疲弊する、必死になるのはわかるけど、ただ荒れる様だけを強調しての展開や描写は、なんか入り込めないというか、見苦しかった。
「やるな」ってことをやったり、家族が自暴自棄になったり秩序もなくなる過程は、その描き方がうまくないというか、ただ荒いだけというか、サイバーテロに対抗していく、解決してアメリカを取り戻す話ではないのか、結局はただのサバイバルの映画か、と、途中でうんざりもした。
主人公がプログラマーかなんかだったけど、だからといってテロに対抗していけるような設定でもなく、侵略してきた組織と戦うでもなく、そこも結局はただサバイバルを生き抜く「お父さん」なだけだった。
で、そのテロを起こしたのは「中国」だと名指しで敵扱いしてて露骨なのもあるけど、大半はそんなサバイバルの描写ばかり。
見てて疲れたし、楽しくなかった。
後半も、チェーンソーあるならリングだけ切ればいいのでは?、なんても思ったし、なんかよくわからんけど結局は中国に侵略されたアメリカを捨てて家族だけでメキシコに行く、という。
そこで自分たちの家族だけ一応平和そうに暮らしていく、みたいな終わり方。
わけわからん。
モヤモヤとかイライラばかり残る映画だった。