スターリングラード 史上最大の市街戦のレビュー・感想・評価
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戦場を舞台にした「アクション映画」
スターリングラードの攻防戦での、1人の女性と5人の勇姿を描く物語。
スターリングラードの市街地戦自体は実際にあったわけですが、この「1人の少女と5人の英雄」というのは色々探しましたが史実とは確認できませんでした。
「パール・ハーバー」のように、歴史上の出来事に強引に恋愛を持ってきたのかな?
平たく言ってしまえば5股なわけですが、それを美しく魅せようという物語になります。
戦場をリアルにカッコ良く描こうという努力は感じられますが、多用するスローモーションは逆にリアリティを失い単なるアクション映画となってしまっています。
また冒頭の東日本大震災のシーンも、正直 必要なのか…? と思ってしまいました。
子孫の話をするなら別に祖国内でもいいだろうし、日本の災害救助の応援に駆けつけて、ロシア人を救出している映像というのも…💧
何にせよ2013年ロシア映画史上最大の興行収入を記録した大作である事は事実。
スターリングラードの戦いを映画化したものは他にもいくつかありますので、色々な視点で見比べてみるのもいいかもしれませんね(^^)
エピローグとプロローグに描かれる東北大震災のシーンは、蛇足だと思います。
独ソ戦におけるスターリングラード包囲戦の中の、とあるアパートメントを巡る局地戦を描いた物語。
スターリングラード包囲戦については興味があり、ネット等で調べてはいるのですが、中々ピンとくるものがありませんでした。
この映画は、包囲戦全体ではなく、その中の一市街戦にフューチャーしています。その為包囲戦の全体像は分かりませんが、「市街戦」というものがどういったものか、を想像することが出来ました。
映画は、名もなきロシア兵士たちと取り残された少女の人間模様を中心に描きます。また、ドイツ将校とロシア女性の悲恋等も描かれていて、勧善懲悪に留まらない良さも感じられました。
その分、戦闘シーンは思いのほか少なく、迫力や臨場感に欠ける印象で、「戦争映画」としては面白みに欠けるものでした。
それは、戦争の残虐性を描く反戦映画としても、物足りなさを感じてしまうものでした。
当然、映画としての評価はやや厳しめです。
激動の昭和史 スターリングラード決戦
第二次世界大戦が舞台の戦争映画だと思ってたらいきなり東日本大震災のところから始まって驚かされた。
救助隊員の母ちゃんが”スターリングラードの戦い”の最中に父親と出会ったということ・・・
少女(のちの母親)とソビエト軍の斥候隊が重要拠点のアパートに籠城する・・・・
”パブロフの家”と言う少数のソビエト兵が籠城し守り抜いた歴史的な出来事をモチーフにし
つつそれに恋愛要素・・・敵側にも同じような愛する人を持つ将校がいてそこらへんは絡め方がうまいなと思った
最期に少女がだけが生き延びるラストは岡本喜八の「激動の昭和史 沖縄決戦」っぽいなと思った。たとえ壊れても人間はまた作り直すことができる。辛いことを乗り越えられるという監督のメッセージが込められた作品なのかと感じた
ジュードロウじゃないほう
このスターリングラードは寒い寒い寒い。リアルに凍えるような雰囲気が素晴らしい映画でした。ジュードロウのスターリングラードはイチャイチャにドン引きしましたが、こちらのスターリングラードは硬派です
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