空人のレビュー・感想・評価
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清宮零原作の小説の映画化。 清水勝雄という爺様が主人公で墓参りから...
清宮零原作の小説の映画化。
清水勝雄という爺様が主人公で墓参りからはじまる。そのお墓は、自分の代わりに死んだ先輩の墓。家族にあって60年以上逃げ続けていた卑怯者ですと謝罪するんだけど。特攻隊出撃前日の夜に外でて裸で転げるシーンある。熱出す為にやったと思われ。高熱でいけなくて欠員補充で出撃することになったのが先輩。
その先輩の妹の静子と結婚する話が手紙でされてたけど、自分のせいで死んだ先輩に申し訳なくて、静子とは結婚せずに別の女性と結婚した。息子もいる。
いろいろあって既に他界していない静子と結婚式を挙げる、ムカサリの儀式というもの。
フィクションだからいいけど後半は違和感、無理そう。
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若者だからこそ観てよかった
戦争、特攻隊という、僕ら若者には遠い遠い過去のようなものを、同じ世代の役者さんたちが演じていました。彼らの切迫した演技が、その当時を知らない僕にも、戦争の苦しみを考えさせてくれました。そして、戦争が終わってもなお苦しみ続ける主人公は僕らのおじいちゃん、おばあちゃん世代。最初のシーンでその苦しみや苦悩が伝わってきました。そして、死が裏テーマかなと思わせるようないろいろな描写がさらに怖さを増していました。
しかし、戦争がテーマということで暗い作品かなと思っていましたが、映画では山形のとてもきれいな景色や明るい未来を思わせる描写も多くて、とても楽しく観ることができました。おじいちゃんと娘さんの恋愛のような関係が、とても可愛いようで生々しかったのが印象です。
全体的に大変満足な作品でした。
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