ディストラクション・ベイビーズのレビュー・感想・評価
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斬新
喧嘩しか脳のない若い男が、いろいろな人間に良くも悪くも影響を及ぼしていく話です。
演技は素晴らしかった。
序盤はコミカルな部分もあって、何度か吹き出してしまいましたw
一方、終盤にガラリと雲行きが怪しくなり、登場人物が深刻な事態に陥ります。
一見すると、暴力がエスカレートしていって破滅するというような単純な話にも思えます。が、普通の人間も、若い世代であれば、いろんな者に翻弄されて、忽ち破綻してしまう危険があるということを、この作品は伝えたいのかなと自分なりに解釈しました。
この映画の意味をあれこれ考えて消化できないと、見終わってから、本当に「で?何がしたかったの?」という感想になりかねません。少しクセのある映画です。
パンチオリンピック 金メダリストw
狂ってるけど嫌いじゃない
この映画はキャストをみただけで絶対面白いだろうなと思って、ずっと前から鑑賞しようと意気込んでいた映画でした。レビューではただ最初から最後まで殴りあっているだけだと聞いていましたが、まぁあながち間違ってはいませんね。
この映画を観ると一貫して、監督は”何か普通とは違うこと”を目指しているのは伝わってきました。それは映画の一番初めのシーンから度々使われる、不協和音をあえて作り出し不規則のリズムでこれまた”普通とは違う”音楽を作ろうとするバンドサウンドからも、また同じことを思いました。
この映画は賛否両論ある映画だと思いますが、本当に評価できるのは俳優さんたちの演技だと思います。よくあそこまで役柄を作り上げられたものだなと。本当にそれぞれがいい味を出していました。
菅田将暉なんかファンであっても彼のことを嫌いになってしまうんじゃないかというほど、狂気むき出しで演じてみせていました。
あと村上虹郎くんの演技が良い、、彼はデビュー作の二つ目の窓からみていますが大人になりましたね、、キーパーソンである弟の演技非常に味がある。
”喧嘩の生ライブ”というテーマで作られたというこの映画ですが、やたら全員が全員強くてアコション盛りだくさんのクローズのような映画ーーあれはあれでかっこいいのですがーーとは違って本当にリアルな喧嘩を再現しています。
なんだ殴り合ってるだけだと思って鑑賞すると本当にただの狂った映画に思えてしまいますが、そうではない、この映画にはテロリスティックな、でも重くて深いようなそんな要素が垣間見える気がします。
とにかくギラギラした目
俗悪 不快感
物凄い狂気
特にストーリー性があるわけでも、感動があるわけでもないですが、見終わった後、ただただ凄かったなあと思いました。殴られても立ち上がってくる不気味さや一点を見つめる目力が印象的でした。
柳楽優弥さんはセリフが本当に少ないのに、圧倒的な存在感でした。
菅田将暉さんはさすが、という感じ。総理大臣からさだまさし、暴力に堕ちていく少年まで何から何までやってのけてしまう恐ろしい俳優さんだなあと感じました。
この、狂気にまみれた登場人物の中でも一番の狂気は、小松菜奈さん。ラストシーンにはぞっとしました。
村上虹郎くんのやりきれない表情もとても良かったです。登場人物の中で唯一の正気です。
脇を固めている俳優の方達の演技も素晴らしかったで、どこにも隙がなかったです。
なかなか狂い過ぎててよき映画
感動がラストまでもたない
愛媛県松山の人は太っ腹だなぁ。この映画のロケに商店街使わせるなんて
「当て勘」っていうくらいなのである種の才能か、主人公の顎を打ち抜くあの能力。三浦誠己の長いリーチを生かした闘い方が細い体格と相まって魅せる(負けっぷりも含め)。
三津厳島神社の喧嘩神輿をもっと見せて欲しかった!
オープニングも良かったが、時折入るノイズのようなギターとドラム(後半の重低音が更に効いたパートも)がゾクゾクする。
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