劇場公開日 2016年5月21日

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「まさに狂気の沙汰。無慈悲な世界観と鬼気迫る熱演。」ディストラクション・ベイビーズ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0まさに狂気の沙汰。無慈悲な世界観と鬼気迫る熱演。

2016年5月24日
PCから投稿

怖い

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:主人公達の暴力が淡々と描かれていく様子や、演者さん達の怪演が秀逸で、得も言われぬ不気味さを漂わせている。
否:伝えたいことは全く分からない。ひたすら暴力描写が続くので、嫌いな人にとってはヘドが出そう。

 「楽しければええ。」
という理由で、強そうな相手にひたすらケンカを吹っかけ続ける泰良と、日頃の鬱憤を暴力で発散しようとする裕也。2人の危険な人物が出逢い、次々と事件を起こしていく様が淡々と描かれていくので、かなり不気味です。演者さん達の怪演も見事です。
 反面、見方を変えると、ただただ理不尽な暴力が繰り返されていくだけの物語ともいえるので、人によっては不快で虫ずが走ると思います。
 新進気鋭の若手俳優の方々も多数出演されていますので、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド