「苦労もあってな。」ルドルフとイッパイアッテナ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
苦労もあってな。
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母と子のテレビ絵本とは…あぁ懐かしい。この作品は昔
毒蝮三太夫の声で放映されておりかなりよく出来ている。
映画版も児童文学の域を出ていない教養溢れる作品だが、
CGをアチラ風に仕上げているので日本産アニメの風合い
がなく、ルドルフは頭と目がデカすぎてバランスが悪い。
まぁ絵面はどうあれお話はほとんど同じで、中盤までは
あぁ子供向けだな…と思っていたのだが後半で思わず涙
に見舞われる場面があった。飼い主とペットとの関係…
失踪したり死んだりした時に人間がとる行動がリアルに
描かれていることにはまぁ仕方ないと思うのだが、その
繋がり(兄弟)にはグッときた。ルドルフの苦労を思うと
可哀想な結果にはなるが、そのあとイッパイアッテナや
仲間たちにもサプライズが待ち受けておりいい仕上がり。
それにしてもイッパイアッテナというのは「名前」のこと
なんだけど、てっきり人生苦労がいっぱいあってな~の
意味だと(まぁそれもあるが)私なんかずっと思っていた。
文字の読み書きはおろか、地名・路線図、言葉の意味まで
分かるんだから…今の人間よりいっぱい苦労してるわね。
(声優陣頑張ってる。鈴木亮平の声は俺物語!!そっくりだ)
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