永い言い訳のレビュー・感想・評価
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なかなか良かったです。 個人的には、キャスティングがイマイチに感じ...
なかなか良かったです。
個人的には、キャスティングがイマイチに感じたので、辛めの☆三つ。
人間は皆、ダークサイドを持ってて、それが見え隠れするんですよね〜
きちんと言い訳できたかどうだかは、受け取る側の問題ですね。
僕も奥さんが亡くなったら、心から泣けるんだろうかと、ゾッとしました。。。
共有する時間、 本音と建前
なかなか奥深く、どう上手くレビュー出来るか難しくもある。
一見愛情の無いダメ男に見えるが、知人の子供の面倒を見る事になり、日々世話をすることで、子供に愛情が生まれる。
妻が事故で亡くなっても 悲しくなかったのは、一緒に居た時間が無かった。
すれ違いの生活に愛情が薄れていったのではないか?
知人の親子であっても、息子と一緒に居る時間が無く、すれ違い、反抗してしまう!
一緒に居る時間の大切さ?
それは夫婦だけでなく、家族でも。
他人でも、友達でも。
引きこもってネットでしか繋がりの無い現代のメッセージではなかろか?
そして、彼は小説家の有名人で、テレビでインタビューに応じるが、テレビでは視聴者にウケるよう、言われた通り、視聴者に同情してもらうようなセリフを言わされる。
映画では有名人として建前のセリフだが、本音と建前があるのは誰でもそうかもしれない。
私たちは 建前で 自分が良く見られる様に 作られたセリフを言ってるのかもしれない。
まるで役者の様に。。
知人の親子が仲直りしてダンスするシーンは不自然で、違う形か、要らなかったかなぁ、、、
良い作品ではあるが、もう少しなんとかならないかなぁ。。と言う印象だった。
失ってから気づく事
捻くれ者で、嫌味な男…幸夫と
どこまでも真っ直ぐで、ちょっと頼りない男…陽一
うーん、どっちの男も嫌だな!笑。やっぱり人間バランスが大事ですね。
幸夫と子供達とのシーンはとても自然で、思わず笑みがこぼれてしまったし、陽一が泣く姿には思わずもらい泣きしてしまいそうになったし、自分が嫌な奴だってわかっている幸夫の最後のセリフはなんだかグッときてしまった。
それぞれのキャラクターが良い味だしてました!
自分を大切に思ってくれている人は、大切に、大事にしよう。そして、大切に思ってる事を伝えようと、思いましたとさ。
キャスティングがすばらしい!
試写会にて鑑賞。
モックン演じるところの、きぬがささちお、イヤな奴なんだけど、亡くなった妻の友人の家族や周囲の人と関わって行く中で、ただのイヤな奴から変化していく様子がおもしろかった。
この映画はもともと、西川監督作品ということと、深津絵里さんが出演していたことで、見たいと思ったのだけれど、キャスティングがもうすばらしい。特に竹原ピストルさん。私、初めて見ましたけど、役のイメージそのもので、原作時点で竹原さんをイメージして書いたのかなと思ったくらいです。そうではないらしいですけど。
あと、こどもたちの演技には見えない演技に、思わず泣いたりクスッと笑ったり。
この試写会の後、TBSラジオ「東京ポッド許可局」に西川監督がゲスト出演した時、黒木華さんのことを「ボタンの一番上まで閉じた色っぽさみたいな」と話していて、その表現が妙にピタッときて、上手いこと言うなぁと思いました。
『妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。』...
『妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。』
この映画のキャッチフレーズですが、とても深いです。
人気作家 津村啓 (本名 衣笠幸夫)とその妻 夏子。
冒頭から夫婦の倦怠期を思わせるシーンが続き、その後、不慮の事故で妻は亡くなってしまう。
モッくん演じる幸夫は、とてもゲスで自己中心的な嫌な男。妻が亡くなっても、無表情で淡々と後処理をこなしていく。不快感極まりない。
妻と同行していた親友も亡くなり、残された父子家族との交流がきっかけで、幸夫に徐々に変化が。。
キャッチフレーズにもある『そこから愛しはじめた。』
この言葉の意味は、ラストのシークエンスに集約されますが、そこに至るまでの過程がとても素晴らしい。ゲス男が、人間として、とても愛おしくなります。怒って笑って共感して、ラストは落涙必至。
主演の本木雅弘はキャリア最高の演技、助演の竹原ピストルがまた上手い。
『君の名は。』『怒り』『海よりもまだ深く』『淵に立つ』『恋人たち』など今年 鑑賞した邦画はレベルが高い。『永い言い訳』は、それらの映画をも凌駕する秀作だと思います(^ ^)
すごく丁寧に丁寧に作られた作品
見る人によってかなり受け取り方、感じ方が変わる作品です。
内容は妻が事故で死んでしまい、妻の友人の夫とその家族との交流を通じて、、、。と言った内容なのですが新婚で、もうすぐ子供が生まれる今の自分には全く共感できないないようでしたw
しかしながら、色々なシーンで節々で非常に心の琴線に触れる様なセリフや言い回しがあり今とは違った心境や状況では良くも悪くも感じられるでしょう。
ですので評価の星3は4にも5にもなると思います。
もっくんの演技は間の取り方や話し方も非常に素晴らしく、本当に演技がうまいなーと素直に感心しました。ちょっと話し方がおネエっぽくて、竹原ピストルさんもそれっぽくて途中で「ちょっとおもろいシーンやなw」と感じる場面も、、、、w
あと子役の2人も本当はアドリブでやってんのかな?ってな感じで自然体での演技で非常に良かったと感じます。
深津絵里さんは言わずもがなの素晴らしい演技でした。
しかしオープニングのもっくんのやりとりを見てて「めんどくさい男やなー」と感じながらも自分も同じ様な所があるな、とも感じました。
PS.もっくん演じる幸夫の子育てスキル高すぎるww
もっくん、よく演じた。
本木雅弘さんが、とても憎たらしい主役を見事に演じていたと思います。
終始心の中にわだかまりを残す、目が離せない映画でした。
子どもの役者さんもとても良かったです。
人にお勧めしたい映画とは思いませんが、とても共感でき、自分を見つめ直そうと、いくつもの場面で思いました。
追記:小説をこの間読みました。
一つひとつの文がとても丁寧で、こちらもとっても味わい深かったです。
終わり方が映画と少し違います。
久々に買ってしまいたいと思える本でした。
お勧めします。
永い映画
本木と竹原ら、出演者の演技は良かった
しかし、全てのカットが長い・・・
カラオケのシーンや撮影シーン、どんなシーンでも2/3にはできるはず。
テレビ番組の間隔での制作かな?
話としては面白い題材なのに、盛り上がらないままで残念でした
後味悪く、奥さんカワイソ!
自分のことを気にかけてくれる人を大切に
年月を経て移り変わっていく男女の愛情、家族の愛情。たとえ、自分が望んた形でないにせよ、自分という存在を気にかけてくれる人をないがしろにしてはならない。粗野だが、自分の気持に真っ直ぐな男を演じた竹原ピストル、思春期を迎えつつある少年と、わがままでおてんばな幼い女の子を演じた子役二人、妻への愛が冷めきった夫を演じた本木雅弘。それぞれの演技が、それぞれの人生の時期をうまく描いていると思った。
余韻
映画を観たあと、余韻に浸り続けられる映画。映像が美しい。特に海のシーンで、現実と夢想が入り乱れる朧げな色合い。
メインビジュアルの撮影は上田義彦で、本木とは伊右衛門の広告ビジュアルでタッグ。この色合いが本編にも反映されたような印象。
子供役の2人が素晴らしい。
対比と変遷
いい映画です。
本木と竹原の上手い演技。
対比と混じり合いによる変遷の表現が素晴らしい
本木と竹原
部屋の散らかり具合と片付き具合
本木の髪
本木の感情の移ろい
男の子の感情の変遷
季節の移ろい。
西川監督の演出が隅々まで行き渡っているのを感じる。
先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の...
先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の強さ。
妻をちゃんと愛さなかったことへの免罪符は子供と向き合うことで得る。
大人が子供と触れ合うことの豊かさって西川監督が言ってたけど、他人自分の子供どちらに限らず子供と関わることによって大人も成長するんだよね。
高を括った男の遠回り
楽しみました。
大切なものに素直になること。
大切なものをちゃんと大切にすること。
簡単なようで難しい。
主人公が、
遠回りしても、失ってしまっても、
大切なものに向き合おうとする姿勢に、
涙しました。
クズ男でもダメ男でも
クズ男でもダメ男でも、子育てはそんな自分を忘れるための免罪符になる。しかしそれを続けていけば、やがて自分と向き合い、いつかは前を向いて本の小さな一歩を踏み出すことが出来るのだ。という西川美和監督の辛辣で優しい視線で描かれたとても美しい映画。
失われたものはやっぱりもう戻らないのだけど、それは前を向くことで乗り越えるしかない。それを綺麗事や絵空事でなく見せているのがスゴい。
役者の演技がみな素晴らしい。特に竹原ピストルの存在感と子役二人の演技。脇役も含め文句の付けようがないほど。
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