劇場公開日 2016年10月14日

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「【西川美和の世界に酔わされる。二つの家族の姿を通して、”家族とは何か”という普遍的テーマを描き出した作品】」永い言い訳 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【西川美和の世界に酔わされる。二つの家族の姿を通して、”家族とは何か”という普遍的テーマを描き出した作品】

2019年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

 ある視点から、家族という題材をテーマに描いた秀作である。

 演者としての竹原ピストルの魅力を知った作品でもある。

 現代の邦画でこれだけ見事な脚本を書きおろす能力のある稀有な監督の一人である、西川美和ワールドを堪能した。

 脚本だけでなく、映画の作りも申し分ない。

 冷え切った夫婦:衣笠幸夫(本木雅弘)と夏子(深津絵里)の交わす会話

 豊かではないが、家族四人で暮らす大宮家(陽一(竹原ピストル)とゆき(堀内敬子)と二人の幼い兄妹。

 スキーバス事故で、夏子とゆきは亡くなり、事故被害者説明会で初めて出会った幸夫と陽一は徐々に距離を縮め・・。

 本木雅弘が人気作家だが、中身のない男幸夫が、徐々に妻を失った悲しみと家族の大切さに気付いていく過程を絶妙に演じている。

<家族とは何であろうかという普遍的テーマをある視点から捉えた秀作>

<2016年10月31日 劇場にて鑑賞>

NOBU
しろくろぱんださんのコメント
2021年6月12日

CD付きのパンフレットがあるんですね。知りませんでした。私はほとんどパンフレットは買ってないので。🙇

しろくろぱんだ
しろくろぱんださんのコメント
2021年6月12日

コメントありがとうございます。
私はあまり映画監督は知らずに観ています。今回はすばらしき世界を観て女性監督さんだったのを知って。すばらしき世界と同じ様に考えさせられる映画でした。

しろくろぱんだ