ザ・リディーマーのレビュー・感想・評価
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チリの必殺仕置き人
珍しいチリのバイオレンス・アクション、格闘好きには受けるのでしょうが残虐さが売りなので正月に観る映画ではないでしょう。
殺し屋に善いも悪いも無いのだが主人公は誤って子供を撃ったトラウマをかかえ、報復に身重の妻まで失ってしまった孤高の殺し屋。チリには警察ってものが無いのか、あっても汚職まみれで当てにならないのか、のさばるギャングどもを成敗するのが彼の贖罪のようです。
殺しの前にはマリア像の前でロシアンルーレット、外れれば仕置き実行、とにかく死を覚悟しているだけにクールで強い。
やたら肉弾戦が多いがそれもその筈、主役のマルコ・サロールは6歳から武道を始め柔道、合気道は黒帯、加えてテコンドーにキックボクシングと「チリのアクション番長、ラテン・ドラゴン」などの異名を持つ武闘派俳優。
虚無的なバイオレンス映画、単純明解なのでチャラけたアメリカのB級アクション映画より地味にすごい、日本でも一時、任侠モノや仕置き人がブームになったので受けるかもしれませんね。
チリ産アクションもなかなかです。
格闘技の入り交じった迫真のバトルシーンが見物です。神に祈る殺し屋がテーマって感じです。個人的には嫌いではないがストーリーの単調さとエンドシーンの?っな部分なマイナス点です。
救済者(リディーマー)と呼ばれ恐れられる伝説の殺し屋。己が過去に犯...
救済者(リディーマー)と呼ばれ恐れられる伝説の殺し屋。己が過去に犯した罪を償うために弱者を踏みにじる悪党を見つけては叩きのめす日々を送っていたが、ふらりと立ち寄った漁港で知り合った男を助けたことから犯罪組織と対決する羽目に。そして彼の背後にはかつての宿敵、サソリが迫っていた、というチリ産アクション映画。
同国の誇るアクションスター、マルコ・サロールの代表作『Kiltro』すら未公開の日本では本作が主演デビュー作、傑作とは程遠い出来の低予算映画ですが個人的には結構楽しめました。サンチャゴ近郊の漁村が舞台という壮絶なローカル感は西部劇的な埃っぽさを醸し、リディーマーとサソリの対決はノワール臭とラテン臭が煮え滾り、全編に滲んだキリスト教的世界観との相乗効果によるハードボイルドな雰囲気がかなり稚拙なストーリーを補って余りあり。そして何よりマルコ・サロールのバラエティに富んだ足技が圧巻で、あり得ない高さから振り下ろされる踵落とし、190センチ超の長身を軽やかに躍動させて繰り出す変幻自在の回し蹴りの数々はもはや芸術の域に達しています。
単調なアクション
軽い人助けはまだ良いとして、唐突にどっぷりはまって行く理由がわからず困惑。ただの良い人?なんで?
アクションも最初はカッコ良かったけどストーリーに深みはないしテンポが悪く間延びしまくりだから白けてしまうし、中盤以降ザコはみんな銃で一撃、中ボス、ラスボスはたらたら長い格闘技でハラハラドキドキもなし。
スカッとしない残念アクション映画かな。
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