「野村萬斎の初現代劇の出来栄えは如何に?」スキャナー 記憶のカケラをよむ男 たかカヨさんの映画レビュー(感想・評価)
野村萬斎の初現代劇の出来栄えは如何に?
映画 陰陽師で世間に広く知られるようになった狂言師 野村萬斎の初めての現代劇への挑戦ということだけで観に行った。
人の記憶のトレース物というと、洋画の記憶探偵ってお話があったが、こちらの出来栄えはどうでしょう⁈
オープニングから野村萬斎の奇っ怪な演技が冴え渡り、否応なしに人の記憶を観てしまう主人公の苦悩が伝わってくる。今後の展開に期待感 増大中!
後半の伏線の張り過ぎ演出のせいで、理詰めというよりは体感的に真犯人はわかってしまったため、ラストシーンに さほど驚きや感動はなかった。
しかしながら、エンディングで主人公のかつての行いが報われていたシーンは良かったね。
シリーズ化するかは微妙な出来でしたが、続編が出たら また観たいです。
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