劇場公開日 2016年4月29日

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「異能者を演じさせるなら、野村萬斎あたりの過剰演技がちょうどいいのかも。」スキャナー 記憶のカケラをよむ男 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0異能者を演じさせるなら、野村萬斎あたりの過剰演技がちょうどいいのかも。

2016年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

話のスジは案外しっかりしていて、コメディ要素をのぞけば、結構じっくりと観れる映画だったのじゃないかなと思えた。
平安時代の怨霊や百鬼夜行の世界なら、普通にありそうな筋書きだろう。
ユキエ(木村文乃)の残留思念を感じる場面や、妹の思念を感じる場面は、「思念を感じること」のフリ(感情があってはダメ、誰でも感じることができる)が生きていて、しっくりと観れた。
ただ、杉咲花が18歳!って言ったとき、お前は子供だろ!とツッコんでいたのだが、ホントにそうだと知ったときは驚いた。ガキ過ぎる...。彼女のせいで、年齢設定に違和感があったのに。
ついでに言えば、僕のほかにも、おい!MOZUかよ!ってツッコんだ人は少なからずいたはずだ。

栗太郎